少ない服で事足りる地味で孤独な引きこもり生活。
Vネックのニットの上から、まだライナーを取り付ける前のコートを羽織る。秋ですね。
薄手のコートをさっと羽織るのが気持ちいいこの時期は長くは続かず、間も無く容赦ない寒気が訪れる。
しかし今年はこれといって冬ものへの気合は入っておりません。
この秋欲しいものはない
服を頻繁に買い足さないスタイルの暮らしとなってからもうずいぶんと経つけれど、それなりに毎シーズンさて今年はどうすべかと考えていた、ような気がします。去年はあまりの寒さに耐えきれずにコートを買っていたし、その前はブーツを欲しがっていた。
先日さすがにこりゃまずいねという状態になっていたコットンTシャツを2年ぶりに買い換えた他は、これといって策は練っていない。はて、こんな状態ならクローゼットの中身はどれくらいで一巡するんだろうか、などと考える。
毎シーズン新しいものを買って都度使い捨て、を繰り返さない限りは100%総入れ替えはありえないけれど、消耗の激しい定番アイテムは定期的に交換するから、ごっそり入れ替わるタイミングってのはあるはずだよなあ。
今クローゼットにある服の中で一番古いものは20年近く前に買ったもの。基本的に物持ちが恐ろしく良すぎる私にしてはいくらTシャツとはいえ2年で買い換えは決して長いサイクルではありません。
けれど、持っている服が少なくなると1枚あたりの使用回数はおのずと高まり、それに比例して消耗も早まる。服を減らしたほうが買い換えサイクルは早まるので、好みや体型が変わりやすい場合ほど服が少ない方が合理的なのでしょう。
でも、私はそうじゃない。下垂傾向が顕著な体型はともかく、好みはあんまり変わっていかない。そして、生活も。
少ない服で事足りる地味で孤独な引きこもり生活
毎シーズン服をバカスカ買わなくたって、案外どうにでもなるんだなあ。ここ数年そう思い続けているのは、私の生活があまりにも地味なものだからでしょう。
もしも今普通に週5勤務の生活サイクルになって、突如社交的になり、友達100人作って毎晩各地でパーティー三昧みたいなリア充ライフに突入するとしたら、今のままではいられない。自分のリア充イメージの貧困さが悲しいけれど、今のままではいられない。
別に毎日違う服を着て出かけなければならない決まりなんてものはない。興味がなければ、自分で決めたスタイルで一生貫き通したっていいのです。
女はこうあるべき?女はおしゃれしなきゃ!という何の根拠もない呪縛。
しかし私はそこまで一本筋の通った人間ではなく、根がチャラチャラしている自覚はある。
チャラチャラしていなくとも、会社に行く時と週末出かける時、友人の家に遊びに行く時、表参道のフレンチレストランで食事をする日と立石でもつ焼き食べる日は気分だけじゃなく服装だって変えたくなるだろうから、社会に対する顔をたくさん持っている人ほど、出かける機会とそのジャンルの幅が広い人ほど、手持ちの服も多くなるのは当然のことでしょう。そしてそれは、割と楽しい遊びでもある。
基本的に毎晩一人自宅で酒を飲んでいるような地味で孤独な引きこもり生活において、服などはさして重要な小道具ではない。最低限の洗濯替えさえあればどうにでもできるけど、社交が多くなるとそうもいかない。
私の場合、毎日必ずメイクはするし、自宅で過ごす時でもそのまま外出可能な服しか着ていないというのに、地味な生活サイクルの祟りか、はたまた美やファッションへの興味の減退か、以前からの懸案事項であるご近所ファッション問題が未だ完全解決に至っていないのが悩ましいところなのです。
この秋買い足したいもの、欲しいアイテムは特に浮かばないけれど、Tシャツにデニムでやり過ごせるシーズンが終わった今こそ、突然のお誘いに即座に対応できる基礎体力を取り戻したい。ほら、チャンスの女神のヘアスタイルは案外珍妙で、前髪しか生えてないとかなんとか言うし。
「突然のお誘い」なんてそうそうないし、あっても大体友達と飲みに行く程度の色気ない話なんだけど、最低限電車に乗って出かけて人に会い、服装に対して特に激しいツッコミも受けず自然に談笑ができるレベルを維持すること。それがこの秋冬ファッションの目標です。志低いな。そして毎年同じこと言ってるな。それならいっそ、生活を変えた方がいいのかも。
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