盗まれた秘密。もう2度と、あの頃には戻れない。
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最終更新日:2020/12/17
ミニマルライフ
「おたくのメールパスワードが悪いヤツに盗まれて、勝手に無差別メール攻撃してたから、ウチで一旦パスワード変更して止めといたよ」
契約しているレンタルサーバーからそんなメール(意訳)を拝受してビビる。
調べてみると確かに、私のメールアドレスから何万という空メールを送信した形跡が残っているではありませんか。
誰が、何の目的で、私の秘密を盗んだ上に、こんな悪行を。
無論私個人を狙ったものではなく、それこそ無差別攻撃の餌食となったにすぎない。運が悪かった、としかいいようがありませんが、なんだかなあ。
便利に慣れきった先にある不便。
その数日後、長年愛用しているメモツールであるEvernoteのアプリから突然弾かれてしまいました。
あれ?ログイン期限切れた?と不審に思いつつ再ログインを試みるも、できない。全然入れない。先日のメール被害のことを思い出し、血の気が引く。機密情報とまではいかないまでも、クライアントのデータも含まれている。もしも、乗っ取られたりしたら…。
慌ててブラウザ版で確認すると、幸いパスワード流出によるものではなく、新たに端末制限が加わったことによるエラーのようでした。
普段と異なる環境からでもログイン&同期できるメモアプリ、ここ2年ほどは大活躍してたんだけどな…。もうクラウドツールはGoogle系に絞るかな。
とか言ってたら、先日のGoogle障害ですよ。デジタルトランスフォーメーションで営業パフォーマンスが向上!みたいな情報に触れるたびに人や働き方の進化を実感するけれど、便利なツールに慣れきっている現代人ゆえの無力さもまた同時に感じるこれらの出来事。
あ、無力なのは現代人じゃなくて、自分、ですね。
もう2度と、あの頃には戻れない。
話はEvernoteに戻って。ザッとレビューを繰ってみると、今回の変更は「改悪」じゃないかとの不満意見がちらほら。確かに不便になっちゃったけど、私はお客様じゃなく、ここ10年無料プランを使わせていただいているタダのりユーザー。突然の変更に文句を言える立場じゃない。
依存ありきの儚いシンプルライフ
いつのまにか便利なツールを活用することに慣れ、仕事も生活もラクになった。でも進化の速度が速すぎて、最新のなんちゃらにキャッチアップし続ける労力も半端ない。さて、どこまでついていけるのかいけないのかいかないのか。
働いていないという罪悪感
じゃあすべてを諦めてそろばんで計算する?グラフも資料も手書きする?メールやチャットやめて、お手紙したためる?いやいや、いまさらもうあの頃には戻れまい。そう、真冬のズボン下のようにね。
大寒波の到来という字面に怯え、今週よりとうとうズボン下の着用を開始しました。一旦履いてしまうと、もう脱げないんだよねえこれが。
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