持たない暮らしともしもの備え。災害時の備蓄を考える。
台風が猛威を振るっています。
みなさまどうぞお気をつけ下さい。
こうして大きな災害が起こる度に改めて緊急事態の備えについて考える方も多いのではないでしょうか。
もちろん、私もそのうちの一人。
ただでさえストックを持たないスタイルの我が家。「もしも」の時の備えや蓄えについて改めて考えてみました。
パーフェクトな備えとは
先日テレビで
「もしもの時のためにこう備えましょう」
という特集をやっていました。
番組内でアドバイスをしていたのは被災地ボランティアなどの活動経験を元にいざという時に安心な備えについての啓蒙活動をされている方。ご自宅にもカメラが入っていましたが、広々とした倉庫にビッシリ詰まった食材、ドアが開かなくなった時にも脱出できるように特注した小窓つきの扉、入浴中でもすぐに逃げ出せるようにとバスルームにもストックされた避難着と、生活すべてがもしもの時のためにある、と言っても過言ではないほどの完璧な備えでした。
正直やりすぎな感は否めませんでしたが、この方がここまでみっちりと備えをされているのはお仕事柄当然のことと言えるでしょう。そして小さなお子さんのいる家庭であれば、数日分の食材や飲料水を確保しておいたほうが安心なのは言うまでもありません。
では、一人暮らしの私の場合はどのように備えればいいでしょうか。
緊急事態には、あれこれ考える余裕がない
多くのモノを持たない生活をしている私は、家具や電化製品の落下等の危険性は皆無です。しかし「備蓄」という面から見ればかなり脆い生活なのは事実。
でも、本当の本当に
「緊急事態」
に面した時には人間悠長に身支度していられないのは経験上わかっています。
参考 嵐のよるに。
緊急時に最も怖いのはパニックに陥って冷静な判断ができなくなること。よって、1人でもまずは落ち着いて行動することが何よりも大切です。
そしていつも最低限の持ち物を持って外出しているのだから、緊急時にもとにかく落ち着いてその鞄に500mlのペットボトルの水とクラッカーとかチョコレートとかかさばらずにエネルギー補給できる非常食を入れて避難するでしょう。
これはあくまで私個人の考えですが、育ち盛りの若者ならともかく40過ぎの女性が数日間避難するのであればこれで十分だと思っています。
番組でアドバイザーの方も説明されていましたが、「緊急時」は通帳やら印鑑やら貴重品やらは置いておいても、とにかく救助が来るまで生き延びる方法を最優先に考えて持ち物を選択すべき。あれもこれもと欲張って荷物を重くしてしまうよりも、いざという時に機敏に行動できる程度の荷物のみを持ち出すに限ります。
昔なら懐中電灯やらラジオやらが必要だったかもしれないけれど、スマホをフル充電しておけばとりあえず懐中電灯になるし、運が良ければ家族や友人と連絡も取れるのでわざわざ荷物を重くするような便利アイテムを追加する必要はないでしょう。
それでどうにもならないような状況であれば、他に何を持っていても同じだと思うので、その時その時に判断して行動するしかありません。
と、なんだか不真面目な備え方だなあと思わるかもしれませんが、起きて欲しくないことが起こることを想定して万全の体制を整える、という行動はいささか性に合わないようです。
参考 おひとりさまのマネープラン 独身女性向けマネーセミナーに参加した。
そしてどうにか生き延びることができればなんとかできるし、なんとかしなくちゃならないということも知っています。あれこれ揃えておくことで安心できるのであればそうしたほうがいいけれど、私の場合はガッチリ備えすぎないほうが安心できるのかもしれません。
とは言え自分の身は自分で守るしかない。被害がこれ以上大きくならないことを祈りつつ、持ち出し用の水と非常食くらいは常に準備しておこうと改めて考えるのでした。
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Comment
登山家に人気の非常食はカントリーマアムと柿の種らしいです。ストックしてましたが、ついつい食べてしまうので辞めてしまいまいたがw
カワさん
ああ、カントリーマアムはよさそうですね。しっとりしてるからクラッカー的なものより食べやすいし。
でもあったらあったで私も多分普通にオヤツとして消費しそうです…。