書店にいる、迷惑な客ですらない客。

ipod_code1

大きな荷物をがっさり処分して以降、特にこだわりのないものに関しては電子書籍で読む派になりました。

荷物の少ない旅、移動のお供に最適なツール。

そんな自分でも、最寄駅前にあった大型書店の閉店に困惑している。

大型書店やネット書店台頭影響を受けて街の書店が立ち行かなくなっているとずいぶん前から聞いていたけれど、大型書店も似たようなものなのでしょうか。

書店にいる、迷惑な客ですらない客

daikanyama34
駅前書店の閉店で何が困るかってそりゃ、書店に気軽に立ち寄れないこと。

ここ20年、居住地はコロコロ変えてきたけれど、思い返せば最寄駅付近に大なり小なり必ず書店があり、毎日のように行っていました。以前は月に数冊は書店で購入していたのが、そのうちネットで買うようになり、またしばらくして電書になり。

考えてみれば、私みたいなのがいるから、閉店してしまうのですね。自分で自分の首を締めているのですね。

書店にある書籍をネットで購入することはできても、日々変化する棚の様子をネットで眺めることはできない。棚が見たくて書店には日参するくせにその場ではたいして買わないんだから、本当に迷惑な客、というか、もはや客ですらないんだなと思う。あと、関係ないけど書店にいると無性にトイレに行きたくなる。

ただ冷やかしにくるだけの、客ですらない客。心から申し訳ない気持ちになりつつも、やっぱり棚を眺めたくて、また書店へ足を運んでしまうのです。

先日恵比寿で時間ができたので向かったアトレの有隣堂で、ベストセラーだか、おすすめ本だかの棚を見てびっくりしました。

トップの位置に君臨していたのは「パワーウィッシュノート」なるもので、次いで「自分で「始めた」女たち 「好き」を仕事にするための最良のアドバイス&インスピレーション」など、とにかく若い女性向けのエッセイ本とかスピリチュアル系書籍がずらり。

この手のランキングって書店のロケーションや客層によってガラリと変わるのは当然のことだけど、恵比寿ってこんな感じなのかと。いや、レディースファッションがメインのアトレだからか。浜松町の文教堂の同日ランキングはいかに。

あと漫画部門では「凪のお暇」もプッシュされていました。会社を辞めてしゃりしゃりと断捨離をして、しばし休息期間に入る。これは日々笑顔を絶やさない恵比寿女子の心根をくすぐる設定なんだろうな。と、ドラマを見て思う。

ドラマといえば今一番気になっているのは「全裸監督」なんだけど、サブスク系はプライムでお腹いっぱいというか、ウォッチリストが消化できず全然追いつけていないので、Netflixにまで手を出す勇気が出なくてもじもじしています。書店の話がまさかの全裸着地です。

 




関連記事

気になる部屋の匂いを消す方法。

By: Diego Torres Silvestre[/caption] 今の季節は在宅時に

記事を読む

捨てたら見えた偏愛傾向、それでもやっぱり欲しいもの。

By: Gabriel Saldana[/caption] 身内の引越しをネタにしたことがあ

記事を読む

10月 1ヶ月間に捨てたものリストと買ったもの。

夏の断捨離キャンペーン実施月間と比べるとさほど大きな動きはありませんが。 参考 8月

記事を読む

片付けて解消、暮らしのストレス。

雑誌「クロワッサン」の最新号が片づけ特集です。 クロワッサンは定期的にお片づけ関連を投

記事を読む

ドライヤーを使わない生活に終止符を打つ。

By: Llyfrgell Genedlaethol Cymru / The National L

記事を読む

3月1ヶ月で捨てたものリストと買ったもの ’16

By: けんたま/KENTAMA[/caption] 昨日に引き続き月初のまとめを。

記事を読む

最小限の旅ファッション、問題はいつだって靴だった。

旅の荷物について考えています。 また旅行かよ!といい加減言われそうですが。 関連 旅人への道。

記事を読む

今日捨てたもの 8/9 カセットテープを処分。

今月は毎日1つづつ何かを手放す月間です。 本日で9個目ですが、また凄いものが出てきましたよ

記事を読む

ミニマリストの人に飽きてしまった。

第一営業部部長とかコンサルティングチームリーダーとか、所属する会社から付与される歴としたそれ

記事を読む

黒シャツのコーディネイト 大人買いと褪せた色。

By: Fred Benenson[/caption] 洋服の定番カラー、黒。困った時の黒。

記事を読む

Comment

  1. まるい より:

    1/13のまるいです。
    あっ、頭数に入ってなかったら1/14です。

    共感ポイントは最寄り駅前の本屋さんがなくなっちゃった事ですが、全裸着地のおもしろ展開芸は多分私にはムリ。
    こういう展開できる人になりたいです。

    でも、このドラマの宣伝を見た時は「見たい!」
    と思ったので、そこ共感です!

    • crispy-life より:

      まるいさん

      話がまったくまとまらないこの感じこそ、私が話すのが下手な理由なのだろうなとがっかりします。とっちらかりすぎ。。。

      あ、まるいさんは1/13ですのであしからず♪

  2. ちゅーなー より:

    crispy様

    お疲れ様です。
    今の住まいを決めた理由が近所に
    なかなかデカい書店があったからです。

    地方ゆえ、駅からタクシーで帰る時もこの書店名を
    告げれば良いという、まさにファンタスティック。
    国内外何処に旅しようと、書店と文房具店は
    必ず入りますから、閉店の絶望感はよく分かります。

    本は書店買い派ですが、買うと増えるし
    読めてない本もありで何ともはや。
    本すら読めてないのに、Netflixを始めあちら系は
    手を出す余裕が無い所へ全裸。
    まさかのcrispy様も気になってるとは
    ナイスですね!

    お待たせし過ぎたかもしれない本を
    読了した頃、DVD出ないかな?とw

    • crispy-life より:

      ちゅーなーさん

      おわかりいただけますか、この絶望…。だったらちゃんと買い支えろよという話でしかありませんが、場所を取るものがなかなか増やせないというジレンマがありますねえ。

      そしてすでにNetflixに着手されていたとはゴージャスではないですか!
      早速視聴した友人からの情報によると、山田のとおる寄せがかなりの確度らしく、余計観たくなってしまいました。関係ないですけどやまだのとおるよせってなんか美味しそうですね。オクラのゼリー寄せとかそいう感じ。

      NetflixドラマってDVD化されるんでしたっけ?私もそちらに期待したいと思います。

  3. kyoko より:

    10点満点!

  4. 月谷真紀 より:

    『自分で「始めた」女たち』、若い女性に耳ざわりのいいことを書いて買わせる浮わついた本じゃないですよ~。自営業の女性たちのインタビューです。

    受注を焦って大企業にふりまわされたり、他人に判断を委ねて痛い目にあったりした厳しい現実も語られています。

    立ち読みでいいので中身をのぞいてみてください。crispyさんが先日実施されたイベント(ブログでレポートを読ませていただいたのみですが)ともそれほど遠いものではないと思います。

    ブログ愛読していますしイベントも良い試みと応援しています、crispyさんに対してどうという意図はないので、念のため。リプライも不要ですよ。

    あの本が世間で若い女性カテゴリにくくられ、他の読者を遠ざけているのかなとわかってちょっともどかしい気持ちになったのです。

    • crispy-life より:

      月谷真紀さん

      コメントありがとうございます。

      確かに、この表現には語弊がありますよね、大変失礼いたしました。

      実は他にも女性向けらしき本がたくさん並んでいたのですが、若い友人に勧められて気になっていた「自分で「始めた」女たち」以外のタイトルが思い出せず、さらに全裸に着地させるという無理が祟ってやや乱暴な書き方になってしまいました。

      この日はパラパラとめくって白髪が素敵なマダムの写真を眺めるに止めてしまったのですが、インタビュー系の本は大好きなので読んでみたいです。紙しか出ていないようですが、あの感じならやっぱり紙で読むべきかな、とか…。

      リプライ不要と書かれていたのですがどうにもお伝えしたくて、すみません。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

月谷真紀 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

ご近所感覚の酒場を求めて。韓国ソウル一人旅で食べたもの・その2

韓国・ソウル食記録の続きです。1人で飲むなら、定食で。韓国・

やりたいことリスト’24「ちゃかし倒してゲームする」

毎年恒例の儀式・その2「やりたいことリスト」のお時間がやって

2023年、買ってよかったものベスト3。

1年間の買い物を振り返る恒例行事、今年もいってみましょう。

あの世にものは、持っていけないから。

銀座で酒を飲みながら、友人の現役引退後、つまり、定年退職後の

1人で飲むなら、定食で。韓国・ソウル一人旅で食べたもの その1。

昨年11月に出かけた韓国・ソウル。思いのほか高くついた韓国旅

→もっと見る

PAGE TOP ↑