真昼間から酒を飲んで愚痴を言う。
公開日:
:
最終更新日:2021/11/04
食べること
時短要請も終了し、いよいよ普通の生活が戻ってきたような気がしています。
生活、というか、飲酒環境が。
もともと大人数の宴に参加する機会は少なく、一人飲みばかりの私。この度の禁酒令は完全なるとばっちりでさすがにしんどかったのですよ。
いやー、やっぱり飲みに行けるって素晴らしいですね。この晴れやかな気持ちをそろそろ誰かと分かち合ってやろうと考え、久しぶりに友人を誘って昼飲みと洒落込みました。
真昼間から酒を飲んで愚痴を言う
外飲み久しぶりついでに、ここのところトンと足を踏み入れていなかった渋谷にでもいってみたろかいということで、鳥竹に行きました。
渋谷・鳥竹総本店で昼飲みを楽しむ。
この時以来だから、実に6年ぶり。そして改めて写真を見返してみたらば、今回もほとんど同じものをオーダーしていたのでした。ピーマンにしっかり火が通って甘みが増した肉詰め、旨いよね。
久しぶりに会っても話すことはいつもとそう変わらず、お互いの近況報告と、会わない間に仕入れていたネタの披露、そして愚痴の共有。
なんだか自分がしょうもない愚痴ばかり言っている気がして、情けなくなったりもしたこともありました。
愚痴ばかりのおばさんが、つまらなくて怖い。
しかし愚痴は愚痴として聞き流したり、あソレ、あヨイショ、とカラオケの合いの手くらいの気安さで相槌打ってくれたりする懐の深い相手には、いっそのこと甘えさせてもらおう。という都合のよい解釈もいいんじゃなかろうか。
というわけで、「すみません、今から愚痴をいいます」と宣言し、発言し、あソレ、あドシタ、と絶妙な合いの手を入れていただき、昼酒でスッキリした心がさらに晴れやかになりました。いつもありがとうございます、心より御礼申し上げます。
仕事に翻弄されて深刻になってはならぬ。
多少グチりたくなるような出来事はあれど、基本的には愉快な毎日を過ごす私でさえこうなのだから、やっぱり人間行きたい時に行きたい場所で飲みたい酒を飲める自由が必要よね。酒じゃなくても、お茶でもジュースでもなんでもいいんだけど、そういう場はあったほうがいいよね。
煙もくもくの焼き鳥屋を後にし、おしゃれカフェでデザートを楽しみ、食後のショッピング(食料品)まで済ませたら、外はもう暗くなっている。さすがに解除後、土曜の渋谷は人が多いねえなどと呑気に歩くおばさんたちは、駅前の状況を目にするまでハロウィンのことなどすっかり忘れていたのでありました。
そうだよ、今日じゃん。こりゃ早めに退散せねばとそそくさと電車に乗り込んだ私たち。渋谷のハロウィンを通り過ぎる時に感じた違和感が妙に懐かしく、一人になった電車の中で、あの感覚はなんだったのだろうかと考える。
そうだ、あれだ。初めて東京に出てきた頃のあの感じと似てるんだ。遠い昔の記憶を思いがけず反芻しする「偶然」のハロウィン体験でした。
関連記事
-
潮汁、えのきあんかけ豆腐献立。
ここのところ真っ当な和献立が続いていて、それなりに満足度が高かったのですが久々にやってしまい
-
切り昆布の煮もの、青菜のおろし和え献立。
久しぶりに切り昆布を手にとる。 昆布の煮ものっていいですね。何せ、出汁を取らなくていい
-
豚とわかめの梅しゃぶ、キャベツのしょうが炒め献立。
現在わたくし本体はベトナムでごくごくビールを飲んでおります。 ベトナム一人旅、タンディン教
-
キャベツ入り卵焼き、なすとねぎのサラダ献立。
関西人らしくお好み焼きが好きなのですが、家では作りません。 春日野道 お好み焼き「えみ
-
春キャベツと豚肉の味噌炒め、焼き大根で家飲み。
春キャベツが出てきて嬉しいですね。 春キャベツといえば真っ先に思い浮かべるのがにんにく
-
家飲み献立 10/28 蒸し野菜とゆで卵の温かいサラダなど。
覚悟していたのにさほど寒くなかった今夜。 まあそれはそれでありがたいのですけど、ちょっと拍
-
たら豆腐、白菜のサラダで晩酌。
帰宅途中電車に揺られながら今夜の晩酌のことを考えていてふと鱈が食べたいな、と思いました。
-
神戸で酒を呑むならば。
話が前後しますが今回の神戸滞在で食べたものなどを。 生まれ育った場所・神戸の飲食店にさ
-
ホエー(乳清)を使って簡単カクテル。
家では専らすぐ呑めるビールやワイン、日本酒がメインで、食後に楽しむのはウィスキーが定番。
-
ごぼうと牛肉のしぐれ煮、小松菜の白和え献立。
しっかり濃い味に煮詰めたしぐれ煮。この手のおかずはごはんも進むし、お弁当のおかずにもいいし、
- PREV
- 愛用品の新しいパートナー。
- NEXT
- イベントごとに縁がない一人暮らしが季節を感じる方法。