にらの落とし焼き、きのこのおろし和え献立。

少々残っているにらをどう食べるかと考えていて、ふと思い出しました。
以前持ち寄り家飲み会的な集いで友人にご馳走になった、にらのつまみ。あれ、旨かったなあ。
いきなり蘇った味の思い出。これも何かの縁ですね、ということで、古い記憶を頼りに作ってみました。
どれくらい古い思い出かといえば、かれこれ10年以上も前です。それが突然出てくるなんて、味の記憶とは恐ろしいものですね。
にらの落とし焼き、きのこのおろし和え献立。

- キャベツと油揚げの味噌汁
- ぬか漬け
- きのこのおろし和え
- にらの落とし焼き
キャベツと油揚げの味噌汁

たっぷりのキャベツと油揚げ入りの味噌汁。出汁は昆布と鰹節。
ぬか漬け

本日の漬ものは、大根とにんじんのぬか漬け。
きのこのおろし和え

一口大に切った椎茸と舞茸をゆでて、大根おろしで和え、ポン酢と黒七味でいただきます。
にらの落とし焼き

合挽肉にしょうゆ、ごま油、みりん、にんにくのみじん切りを加えてよく混ぜます。3cm長さに切ったにらと卵を加えて合わせたら、油を引いたフライパンに投入。ざっくり混ぜてから適当な大きさに分けて弱めの火加減でじっくり焼いたら完成。
ひき肉が入っているのでしっかり火を通さなければいけないのだけど、卵液自体に味をつけているせいで焦げやすい点は要注意。酒ストックの関係で焼酎ソーダ割りを添えましたが、こりゃやっぱりビールかな。
10年前に食べて旨かったものは確か、ひき肉ではなく牛切り落とし肉で、小麦粉が入ったもっとおやきっぽい、お好み焼きっぽい感じの代物だったと記憶しています。あいにく我が家には小麦粉がないものですから、今回は卵のみで再現してみました。
粉抜きのせいで焼きの段階は少々形成し辛い、というデメリットはあるもの、味は近い気がします。
甘辛味で、にんにくの風味が効いていて、肉と卵のボリューム感もあって。なかなかの再現度に満足です。
しかし人間の舌の記憶ってのはいやしくも面白いものですね。
まさか10年も前に食べたきりの何気ないつまみのことを思い出す日がくるなんて。しかもそれをそこそこのクオリティで再現できてしまうなんて。さらに「再現できている」と確信できるのがまた興味深い。なんで「正解」の味をまだ覚えているのかと。
とはいえ、答え合せしたわけではないので、実は全然別物に仕上がっている可能性もありますけども。
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