その先にある世界観。オフホワイトとのマリアージュを探る夜。
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最終更新日:2020/05/14
食べること
用事ついでに目黒駅周辺を散歩していたわけですが。
この日目黒での最後の用事は夜も更けてから。
いつもお世話になっています、Amazonさんにお邪魔してきたのでした。
若者のビール離れ?
と言ってももちろんふらふら潜入したわけではなく。
KIRINのベルジャンホワイトタイプの発泡酒「キリンオフホワイト」とのコラボイベントがAmazon本社内のカフェスペースで開催されるとのことでお誘いをいただいたのでした。
なんでAmazonで?という感じなのですが、実はこのオフホワイト、今のところスーパーやコンビニなど一般の店舗では取り扱っておらず、Amazon他一部のオンラインショップでのみ購入可能な商品なのだとか。へええ。
こちらのカフェスペース「a2z」、通常は社員のみが利用できるスペースとのことで平たい話が社員食堂ですね。その割には随分おしゃれですが。ちなみに通常営業時もオーガニック食材を使用するなどこだわりのメニューが自慢なのだとか。でも社員さん曰く
「一般的な社員食堂から考えると、メニュー価格はちょっとお高め」
なんだそう。いいなあ、素敵社員食堂。私もこんなところで働きたいぞ。
今回はこちらのスペースを使ったオフホワイトとオフホワイトに合うおつまみのマリアージュセミナー。その他女子クリエイター集団によるライフスタイル作りWEBマガジン「haconiwa」の担当者さんによるInstagram写真講座などもありました。
廃棄花をクリエイティブに再生するアートプロジェクト「shyflowerproject」によるフォトブースも。
これ、上手に撮ったらビールからふんわりとお花が咲いている感じになったんですけどね…不器用な私。
と、会場のセッティングを見ただけでもこの商品が若い女性を対象にしていることがわかりますが、それもそのはず。KIRINの担当者の方が若年層のビール離れについて触れておられました。
世界的なビール消費量はアジアを中心に増加傾向にあるものの、日本国内の成人一人あたりのアルコール消費量は1996年あたりをピークに減少している模様。
参考 酒のしおり 平成27年3月(国税庁)
成人1人当たりの酒類消費数量は平成4年度の101.8Lをピークとして減少傾向にあり、平成25年度には82.8Lとおよそ8割に減少しています。この間、成人人口は増加傾向であったことを踏まえると、飲酒習慣のある者においても、その飲酒量は減少しているものと考えられます。
もちろん発泡酒の台頭や酒税法の改正、高齢化や日本人全体の健康志向なども影響しているのでこれらのデータが即「若者のビール離れ」を示すものとはなりませんが、大人になったら仕事帰りに居酒屋にでも立ち寄って
「とりあえず、ビールで!」
とオーダーするのが当然のように思われていた懐かしい時代はとうに過ぎ、日本人のお酒との付き合い方は多様化を極めているようです。
「ビールを『とりあえず』で位置付けておくのはそろそろ違うのではないか」
そんな想いから日々商品開発に取り組まれているとのことでした。
柑橘香る、爽やかな白ビール
さて、本日のメインはオフホワイトですが、従来のビール飲料との比較対象として「淡麗」も用意されていました。なんかすみませんねえ、えへ。
淡麗と比べると一目瞭然。缶のデザインからしてターゲット層が明確になっているのがわかります。オフホワイトは缶表面の質感もちょっとマットな手触りで優しい感じ。淡麗にはトールグラス、オフホワイトにはワイングラスが用意されています。
おお、これは軽くて爽やか。
ベルジャンホワイトタイプといえば真っ先にヒューガルデンを思い浮かべますが、オフホワイトも同じくほんのりと柑橘系の甘さが漂うライトな喉越し。ちなみにこのタイプの白ビールってコリアンダーが入ってるけど、私、ビールは平気です。ダイレクトにあの香りがするわけではないのでね。
キリンオフホワイトにあうおつまみはどれだ?
さてさて、本日のメインはオフホワイトと美味しいお料理のマリアージュ。なんと9種類ものフィンガーフードがずらり。
メニュー全容はこちら。
- 海老のミルフィーユ
- スモークチーズと胡桃とタルティーヌ
- ドライストロベリースコーン
- 生ハムとカマンベールとオリーブ、ミラノサラミとポテトピンチョス
- ブルーチーズと大秋柿と栗のはちみつのタルト
- ビアバッターオニオンリング
- 三浦産有機野菜のスチームバーニャカウダ アンチョビとハーブのソース、バジルとソイマヨネーズ添え
- 逗子直送 ワラサのカルパッチョメイヤーレモンドレッシング
- タコとアボカドセミドライトマトのタルタル
家では絶対作れないカラフルなお料理たち。嬉しいなあ。
盛り付けも美しく、みなさん写真撮りまくりです。
柚子が香る海老のミルフィーユ
スモークチーズのタルティーヌにはリエットが。
可愛らしいピンチョス2種。
大秋柿とブルーチーズのタルト。ビールというよりワインに合わせるようなおつまみ多し。
バーニャカウダの野菜もこの種類の多さ!
普段自分の質素な食卓を見慣れているのであまりの眩しさに思わず目を細めてしまいます。
どうにかこうにか全種類盛ってみました。
ただ単に食べてごちそうさま、じゃなくて、ちゃんとオフホワイトとのマリアージュをチェックしますよ。
さて、率直な私の感想をば。
現在冷え性対策としてビールの摂取を少々控えてはいますが、流しの蛇口ひねったらビールが出ればいいのにと思う程度にはビール好きな私。夏場は堪えきれずに毎日の晩酌でビールを連打するタイプです。
そんなビール好きからすれば、アルコール度数3.5%で柑橘が香るほの甘いオフホワイトは食中酒というよりもちょっとしたアペリティフとして飲みたいようなお酒。ワインの前にちょこっとだけ泡飲みたいけど、その1杯のためだけにスパークリング開けるのもなあ…なんて時に良さそう。後は、食後のフルーツと一緒に、なんてのもいいなあ。
よって、肉や魚、野菜などのしっかりとした料理ではなく、柿のタルトとかストロベリースコーンなどの小麦を使ったややスイーツ寄りのおつまみとの相性がいいように感じました。オニオンリングみたいな揚げ物なら完璧に淡麗の苦味が欲しいしね。
が、これはあくまでも私個人の感想。
周りの若い女性の意見を聞くとチーズや野菜と合わせて飲みたい!という意見が圧倒的多数なのでした。ううむ、これはKIRINの狙ったターゲット層にドンピシャリ、と言わざるを得ません。
確かに、ビールの苦味が苦手な女性ならワインに合わせるようなチーズやハムなどのおつまみとオレンジ風味のオフホワイトは嬉しい組み合わせかもしれませんね。週末の夕方、家でひとりでちょっとだけお酒でも飲みたいな、なんて時でもワイン開けるよりはずっと気軽に楽しめるところも高ポイントかも。
毎日粗食でもさもさ手酌酒の私。いやいや、なんだかすごく勉強になりました。
モノを手に入れた「その先」を明確にする
実は今回のイベントに参加するまでこのビールの存在を知らなかったのですが、調べてみたら大分県にオフホワイトの世界観が体験できる家「オフホワイトハウス」を作るなど、かなり大掛かりなWEBキャンペーンをやっていたのですね。
イベントに参加していた若い女性が
「毎日忙しくてこんな美味しいおつまみでお酒を楽しむような時間が取れない。だからこそ、こういうゆったりとした生活に憧れるんですよね」
とおっしゃっていました。なるほど。
モノを売るための一番手っ取り早いコピーは昔も今も
「これ、売れてます!」
だそうですが、これからは売れてます、とってもいい商品ですよ、美味しいですよ、お得ですよ、なんてバンバン広告を流せばそれだけでモノがじゃばじゃば売れていくような時代ではなくなって売り手側も
「商品の先に広がる世界観」
をさらに明確にしていく流れにあるのでしょう。
実は人間が欲しいのは商品そのものではなくて、それを手に入れたことで得られるであろう感情や自分の姿なのでこれは当然といえば当然なのかもしれないけれど。ということは、やっぱり自分をきちんとわかっていることが買い物やモノとの付き合いを楽しむ最大のポイントだといえそうですね。
などと最後にまたまた妙な方向に行ってしまいましたが、いろんな発見があった美味しく楽しい充実のイベントでありました。
こういうお誘いは大歓迎!です。ふふふ。
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