蒸し鶏のねぎソース、蒸し白菜おろし和え献立。
古より受け継がれし論争といえば、一人暮らしで自炊をする意味があるのか問題。
十数年前までなら「節約=自炊」という公式が成り立っておりましたが、時代は変わりましたね。力士並みの摂取量でない限り、一人分の食事をちまちま作る手間暇材料費を考えたら、外食で賄ったほうが効率的とも言える世の中になってまいりました。無論、選択肢は限られてくるでしょうが。
では令和の日本で、純粋な料理好き以外が自炊をするメリットはあるのか。
一般論は知りませんが、私にとってのそれはおそらく「野菜」かと思われます。
蒸し鶏のねぎソース、蒸し白菜おろし和え献立
- キャベツの味噌汁
- 漬けもの
- 蒸し白菜おろし和え
- 蒸し鶏のねぎソース
キャベツの味噌汁
大きめに切ったキャベツと油揚げの味噌汁。出汁は昆布と鰹節。
漬けもの
本日の漬ものは大根皮のしょうゆ漬けとキャベツのぬか漬け。
蒸し白菜おろし和え
大きめに切ってくたっとなるまで蒸した白菜と大根おろしをうつわに盛りつけ、しょうゆをまわしかけ黒七味を振ります。すだちを添えて。
蒸し鶏のねぎソース
小口に切った万能ねぎとおろししょうがを合わせ、塩と太白ごま油を加えよく混ぜます。ねぎがしんなりして馴染んだら薄く切った蒸し鶏にたっぷりかけて出来上がり。本日の蒸し鶏はこの作り方にてむね肉を使用。
メインの蒸し鶏は中華風のつまみなので、ビールや紹興酒とも好相性。しかし全体を見渡したらば味噌汁にぬか漬けにおろし和えと和テイスト。やっぱり今日も辛口の純米酒を添えるのであった。
話の流れ的には「ほぅら、こんなにたくさんの野菜を使ってますよ」となれば美しかったのだけれど、本日はキャベツに大根、白菜、ねぎ、しょうがしか使っていないことに今気がつきました。
種類少ないわ。でも、少ない材料で作る料理は手間がかからずラクだし、それでもひとつひとつの野菜をたっぷり盛り込めば、一応献立として成り立つのが自炊のいいところではないでしょうか。
蒸し鶏だって、肉は少しだけど、ねぎは大量に使っているし。
最近諸事情により外食が重なり改めて感じたのだけど、外食で野菜をたっぷり取り続けるのって案外難しくて、とりあえずキャベツとかサラダとかになっちゃう。酒を飲まない普通の食事ならなおさらじゃなかろうか。定食類なんて、野菜よりメインとごはんを大盛りにしたほうがよろこばれるだろうしね。
白菜を蒸して、しょうゆをかけて食べる。この手のしょうもない惣菜は外ではなかなか食べられないので、自分で作る意味は十分あるなと思うのでした。
関連記事
-
蕪と鮭のミルク煮と白ワインで家飲み。
好きなのでついつい手出しするけれど一束5つとかになると消費しきるまで結構手強い存在である蕪。
-
長崎の酒 福鶴カップで晩酌 鶏ごぼう、黒枝豆の白和え献立。
九州方面は日本酒より焼酎が多いからなかなか見つからなくて、てなことをうっかり酒屋で言ってしま
-
豚肉とピーマンの炒めもの、柿のチーズ和え。
店頭に柿が並んでいますね。 果物として食べる柿には実は全く興味がありません。そのまま剥
-
晩酌献立 塩手羽大根、せりと柿の木茸のおひたし。
たのしいたのしい火曜の夜。 いやあ、休肝日明けはなんかこう、ヤル気が漲りますね。
-
豚汁を一人分だけ作る酔狂。
出かけていた日は帰宅途中の電車の中で、今夜の晩酌献立を組み立てることが多いです。 冷
-
家飲み献立 10/28 蒸し野菜とゆで卵の温かいサラダなど。
覚悟していたのにさほど寒くなかった今夜。 まあそれはそれでありがたいのですけど、ちょっと拍
-
手羽元と白菜の煮込み、ピーマンの塩昆布和え献立。
黒酢煮を作ろうと考えて、手羽元を仕入れる。 なのに夕方になってやたらと肌寒くなってきた
-
レンコン肉巻きの梅蒸し、せりのおひたし献立。
レンコンは好きでよく使うけれどすりおろしてどうこう、は最近やっていないなあとふと思う。
-
トマトと卵の炒めもの、ツナと韮のサラダ。
またしばらく自炊ができない環境になります。 以前は全く自炊ができない生活なんて無理
-
ぬか漬けと豚肉の卵炒め、小葱のサラダ献立。
漬物をどうこうするという行為が結構好きです。 どうこう、とは、例えば何かに乗せたり混ぜ
- PREV
- 湯たんぽの季節、寒がり&冷え性が5年愛用する湯たんぽ。
- NEXT
- うっとうしい割れ方の原因は。