いわしの梅煮、にらの海苔和え献立。
午前中から抱えたままの魚気分を携えて魚屋へ行くと、本日の目玉は丸々と太ったいわしだと言う。
春鰯、煮るか。
くださいな、と親父に声をかければ、丸々とした軍団の中でもとびきり目を引くかわいこちゃんを選んで袋に入れ、無言で差し出してくれました。
言葉じゃなくて態度で示す親父。イカす。
いわしの梅煮、ニラの海苔和えで晩酌
- わかめと玉ねぎの味噌汁
- ごぼうのしょうゆ漬け
- ニラの海苔和え
- いわしの梅煮
わかめと玉ねぎの味噌汁
わかめ、玉ねぎ、油揚げの味噌汁。最近味噌は近所の味噌屋で調達したものを使っています。出汁はいりこ。
にらの海苔和え
茹でて切りそろえたにらを塩、ごま油、すりゴマ、ちぎった焼き海苔で和えたもの。
いわしの梅煮
フライパンに水、しょうゆ、みりん、薄切りのしょうが、梅干しを入れ煮立て、頭とお腹を取って四等分したいわしを並べます。落し蓋をしてしばらく煮たら、最後に煮汁をいわしにかけながら軽く煮詰めて完成。
かなり大きめのサイズだったから一尾にしたけれど、二尾でもいけたかな。いや、このくらいの量をちまちまつつくのがいいのかな。純米酒をひやでちびちびとね。
さんまと比べてしまうと少々地味な存在ではあるものの、気のいい近所の兄ちゃん的な大衆魚であるいわしも好きな魚の一つです。が、振り返ってみたらばちょっと久しぶり。前回は同じく梅を合わせた蒲焼にしておりました。
佐賀の酒 天吹 純米吟醸 ひまわり 生で晩酌、いわしの梅蒲焼き。
いわしに梅。煮ても焼いても最高ですね。
以前はいわしを圧力鍋でしっかり煮て骨ごと食べる、なんてこともやっていた記憶がありますけども、もう圧力鍋も持ってないし、時間のかかる料理ともとんとご無沙汰。近頃の魚料理はこういうさっとできる煮魚か酒蒸し、オイル蒸しばかりになってしまいました。
調理バリエーションのなさは素材にカバーしてもらうとして、今の魚生活にもそれなりに満足しています。
酒を飲むことを前提とした魚料理ってのは、ありがたみ度合いが全然違ってきますね。それが例え特売のいわしであっても、ああ今夜は魚で一杯か、と考えるだけでほんの少し体温すら上がるような、このよろこび、胸のときめき。
言い過ぎでしょうか。
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