長崎の酒 福鶴カップで晩酌 鶏ごぼう、黒枝豆の白和え献立。
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家飯, 食べること レシピ, 勝手に日本酒全国ツアー
九州方面は日本酒より焼酎が多いからなかなか見つからなくて、てなことをうっかり酒屋で言ってしまい全否定されたことがあるのですが、やっぱり日本酒をやってる蔵は少ないよね。
でも、なくはない。全都道府県に必ず1種類はあるのはもうわかっています。
関連 勝手に日本酒全国ツアー
本日は、日本最西端の酒をいただきますよ。
長崎の酒 福鶴カップ
長崎の酒、福鶴カップ。カップ酒が続いております。まずはこの中年泣かせのラベルデザインをとくとごらんください。中央を悠然と陣取るおめでたい名称「福鶴」の毛筆風書体の左右には鶴のつがい(多分)。創業年号や蔵の住所、キャッチコピーなど一通りの情報が記載されてはいるのだけれど、いかんせんゴールド風のブラウンをバックに鶴のマークを白抜きした賑やかなパターンがベース。
読めない、読めないよ。緑文字が特に読めない切ないお年頃。
関連 ごあいさつ(福田酒造株式会社)
当社は、物言わぬものに、ものを言わせるもの造りをモットーに…
日本最西端の酒蔵でこだわりの酒造りを続けております。
なるほど、物言わぬ酒にものを言わせるためのこのラベル。読めないなりに妙な圧を感じずにはいられません。日本最西端推しの福田酒造の所在地は長崎県平戸市。調べてみれば長崎最西端である五島列島にも酒造会社があるのだけれど、こちらは日本酒は作っていない模様。この理由で日本最西端の酒としているか、もしくは本土最西端という意味なのでしょう。
そんなことはさておき、まずは一口。あー、甘いね。甘いと思った。
味に関する情報の少ないカップ酒。長崎の酒、というだけで甘いんだろうなと予測していた単純な私の期待を裏切らない甘さ。それでも味わい自体はしっかりしているので、冷やして飲むにはいいかも。戯れに軽く燗をつけてみたら甘さがさらに際立ってしまい、辛口好みの私の食中酒としてはやや甘すぎた。甘党ならば燗もアリか。
長崎の酒 福鶴カップ
蔵元 | 福田酒造株式会社(長崎県・平戸市) |
種類 | 普通酒 |
精米歩合 | – |
日本酒度 | – |
酸度 | – |
アルコール度 | 15~16度 |
鶏ごぼう、黒枝豆の白和え献立
- ぬか漬け
- 白菜の味噌汁
- 黒枝豆の白和え
- 鶏ごぼう
ぬか漬け
本日のぬか漬けはにんじんと蕪。この冬ぬか床をどうするかを迷い中。ギリギリまで使って冬眠させるかな。
白菜の味噌汁
水出しいりこ出汁でたっぷりの白菜を煮た甘い味噌汁。
黒枝豆の白和え
水を切った木綿豆腐にすりごまを合わせ塩とごま油で調味した和えごろもで、塩茹でした黒枝豆とにんじんを和えました。
鶏ごぼう
皮をこそげ落としたごぼうは厚めの斜め切りにしてさっと水にさらし、水分を拭いてから油を引いたフライパンで薄切りにしたしょうがと一緒に焼きます。途中そぎ切りして片栗粉をまぶした鶏むね肉も加えて焼き、火が通ったところにしょうゆとみりんを注ぎざっと煮絡めます。うつわに盛って黒七味を振れば出来上がり。
甘い酒にはしっかり味で勝負とばかりに甘辛味の鶏ごぼうを。むね肉を使ったので火を通しすぎて硬くなってしまわないようちゃっちゃと仕上げました。おかげでしっとり、でも脂さっぱり、そして味こっくり。
いやはや。こういうタイプの日本酒に合わせるつまみを考えるのはなかなか難しいですね。というか、そこまでのマッチング技術が自分に備わっていないのか。しかしツアー序盤の頃よりは少しだけ日本酒が身近になった気はしています。さすがにね、ゴール間近ですからね。
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Comment
うう~ん。
材料を見ると全然めずらしくないものばっかりなんですよね。
なのに、なのに、出来上がりが見事なことったら!
なんという美味しそう加減…。もう、たまらん。
crispy-lifeさんの、和食系の盛り付け(中高つんもり)とか、
洋食系の色合いとか、毎度毎度、文字通り垂涎モノです。
調理法とか調味料の使い方とかも、ものすごく凝ってるわけではないのに、
へえー、自分じゃ思いつかないなあ~と、毎回感心しきりです。
小さいうつわの料理がいくつも並ぶの見ると、ものすごく盛り上がります!
一人飯のときは、汁物以外のすべてのものを丼に盛る自分がちょっと恥ずかしいです。
年末になにやら大事なご予定がおありのご様子。
ぴかぴかの歯でおいしいものとお酒をたのしみ、体力つけて向かわれるのですね。
なにが始まるのか、外野もちょっとわくわくです!
memeさん
えへへへへ、なんだかすごく褒められた気分になり、コメント何度も読み返してしまいました。ありがとうございます!
普通の食材と普通の調味料でいかにして酒泥棒な献立に仕立てるか。そればかりを常日頃考えて暮らしているので、そう言っていただけるととてもうれしいのです。私もそうですが、毎日自分のために料理しているとどうしてもワンパターンになりがちなので、人の食卓が妙に新鮮に見えたりしますよね。ああーそうきたか、みたいな。
私はワンプレートに上手に盛り付けるセンスがないものですから、うつわの力に頼ろうとしている節があります。こう、バランスよく盛り付けられればワンプレート盛りは効率の良い方法だと思うのですよ。丼盛り、いいじゃないですか。食べたいです、丼盛りを。
早くも師走気分で忙しなくなっておりますが、それも含めみなさまに楽しんでいただければ幸いです。引き続き、よろしくお願いします〜!