鳥取の酒 此君 純米 無濾過生原酒で晩酌 鯛あらとわかめの酒蒸し献立。
公開日:
:
最終更新日:2017/06/19
家飯, 食べること レシピ, 勝手に日本酒全国ツアー
鳥取にやってまいりました。
関連 勝手に日本酒全国ツアー
今回は初訪問の酒屋にて各地の日本酒を吟味。しんとした店内には私同様慎重にラベルを確認する酒好きが数人。
銘柄の目星はついたものの種類が多く、店内を行きつ戻りつどれにしようかとしばし悩み、自分と似たような動きを繰り返す同類の姿に安堵する。
やけに楽しい酒買い出しのひとときでした。
鳥取の酒 此君 純米 無濾過生原酒
迷った挙句最終的に手にしたのは鳥取・此君(しくん)の純米無濾過生原酒。吟醸、大吟醸などもあって迷ったのだけれど、ここのところ吟醸続きだったので純米を選択しました。
参考 喉ごしよろしい端麗な酒。(高田酒造株式会社)
「此君(しくん)」は、竹葉の露が良酒になったという中国の故事の一説「なんぞ此の君なかるべけんや」から此君を抜粋し、高田屋の屋号「ひわだ屋」の紋である「○」(注:「○の中に『ひ』」を冠して命名されました。
あ、ほんとだ「○ひ」がついてますね。サイトを見るまで気づいてませんでした。
冷やしたものを一口。キリッと辛い。
サイトには甘からず辛からずと記されているけれど、かなり力強さのある辛口とお見受けしました。淡麗とは感じないのは私の日本酒経験値がまだまだ足りないせいでしょうか。ちょこっと燗つけたらまた違いが楽しめそうだけど、冷たいままでも十分な旨味を感じます。アルコール度はやや高め、食中酒として良い選択ではないでしょうか。
鳥取の酒 此君 純米 無濾過生原酒 データ
蔵元 | 高田酒造株式会社(鳥取県・倉吉市) |
種類 | 純米 |
精米歩合 | 70% (五百万石) |
日本酒度 | +16 |
酸度 | 2.4 |
アルコール度 | 18.5~19.5度 |
鯛あらとわかめの酒蒸し、ねぎと焼き油揚げの辛子酢味噌和え献立
- 酒粕漬け
- えのきと大根の味噌汁
- しらすおろし
- ねぎと焼き油揚げの酢味噌和え
- 鯛あらとわかめの酒蒸し
えのきと大根葉の味噌汁
本日の味噌汁はえのきといりこのダブル出汁に刻んだ大根葉。えのきは一度に茹でて茹で汁ごと冷蔵庫保存し、汁ものや和えものに使いまわしています。
しらすおろし
昨日は酢で食べたしらすおろし。今日は味かぶりがないのでしょうゆで。
ねぎと焼き油揚げの酢味噌和え
白味噌、煮切りみりん、酢、辛子で合わせた辛子酢味噌でやわらかく茹でた白ねぎと両面カリッと焼いた油揚げを和えます。
鯛あらとわかめの酒蒸し
鯛あらは熱湯をかけてすぐ冷水に取り血合いや鱗を取り除き水分をしっかり拭き取って塩を振ります。フライパンにあらを並べて酒をまわしかけ蓋をして蒸し煮に。鯛に火が通ったら戻しておいたわかめを加えさっと煮て取り出します。すだちをぎゅっと、が理想形なんだけど手に入らず。
最初に昆布を入れようとして、いやいやわかめからも出汁がでるじゃないかと思いとどまりました。しかしさすがに塩と酒だけじゃ物足りないかと危惧してポン酢を添えたものの、ポン酢いらずの旨味ににっこり。腐っても、じゃなくて、あらでも鯛、か。
いやあ、豪華豪華。あっさりなれどしっかり旨い鯛と辛口の酒の組み合わせでこりゃご機嫌。あらだけど。
鯛あらはこっくり煮付けはもちろん、失敗の少ない酒蒸しはさらに気軽でいいですね。なんせ酒振りかけて蓋するだけですからね。
但し、酒蒸しでも下処理にはそれなりの手間をかけるべし。このつまみの最大の難関は煮付け同様鱗取りなのです。鱗さえ取れば勝ったも同然、焦らず迷わず取り除きましょう。
関連記事
-
晩酌つまみ 9/10 ピーマンとしらすの酒炒り、かぼちゃとチーズのサラダ。
週末に出かける予定が二転三転。 食材を無駄にしたくないのでこういう時は何をいつ消費すべ
-
手羽先のニョクマムつけ焼き、グリーンサラダ献立。
自分土産を有効活用したく、しばらくは積極的に新参調味料を使った家飲み献立を展開する予定です。
-
さつまいもと豚肉のしょうが煮、豆苗と卵の炒めもの。
食料調達スタイルがまだ確立されていないこともあり、ここのところあまり季節感のない献立になるこ
-
神戸で酒を飲むならば ’19。
年末年始は故郷である神戸で過ごしました。 大きな予定は特になく、することといえば朝から
-
新じゃがのそぼろ煮、出汁巻き染めおろしで日本酒を。
久しぶりに蕎麦でも食べに行こうかな、と考えていたのだけれど生憎の天候のせいかどうにも外食テン
-
ピーマンの卵炒め、つるむらさきのおひたし献立。
ピーマンって妙な形状の野菜だから、どこからどう手出しするか結構迷いますね。 丸ごと食べ
-
ワインで家飲み チキンのトマト煮、春菊と柿のサラダ。
季節外れだけど大ぶりの美味しそうなトマトを発見。 これは煮込みにでもするかなーと、赤か
-
大根のそぼろあんかけ、小松菜ときのこのおひたし献立。
天気予報で度々遭遇する「明日は真冬並みの寒さです」という解説を聞くたびに、もう12月なんだ
-
カシラ塩焼き、空心菜のおひたし献立。
ご無沙汰しております、家飲み献立です。 しばらく自宅を離れていたもので、贅沢にも外食や
-
富山の酒 満寿泉 純米で晩酌 砂肝ポン酢、三つ葉と半干し大根のサラダ。
ここのところ東を攻めていたのですが。 関連 勝手に日本酒全国ツアー 関東勢で残る
- PREV
- 柏餅をひとつだけ買えるか。
- NEXT
- おしゃれに必要なのはお金かセンスか、それとも。