アラフォー 独女に対する違和感。
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最終更新日:2018/10/30
やりたいことほしいもの, ブログ運営
新語や造語、ネットスラングには寛容な方だと自負しています。
最近だとなんだろう。「わかりみがすごい」とかそのあたりでしょうか。「ばぶみ」とか「み」の新活用に関してはへえ、と思います。さすがにばぶみは使う機会ないけど。
この手の言葉は面白「み」があるし、時代感のようなものも透けて見え、なかなか興味深い。よって、使うシーンさえ間違えなければ自由に使えばいいのではと思っております。一方で、使いこなせば便利なのだろうと思いつつ、使わない言葉も多数存在しています。
アラフォー 独女に対する違和感
このブログを書くにあたって、便利そうではあるけれど積極的には使わない言葉が存在します。それは
- アラフォー
- 女子
- 独女
- 顔文字
- 方言
など。
書いている本人、すなわちわたくしは40代独身女性。カジュアルに表現するならばアラフォー独女のブログ、とか、晩酌好きアラフォー女子、なんて言い方もできるし、おそらくその方が軽快なニュアンスが加わり読みやすくもなるのでしょう。
が、いかんせんしっくりこない。人が使っている分にはさほど気にならないのだけど、自分がこれらのワードを用いて書くとなると、アラフォーも女子も独女も、とにかく徹底的にしっくりきません。
単に音や字面などの好みの問題でもあるのでしょうが、自分の中では40代とアラフォーは別ジャンルだし、女性と女子もなんか違う。
独女に至っては単なる「独身女性」の略であると理解しているのに、その2つの間にさえ大きな隔たりを感じる。何がと言われればもうこれは肌感覚ですとしかいいようがないのだけれど、おそらくは、「主語が大きくなる気がする」からではと思うのです。
女性とか40代となると、便宜上、戸籍上、生物学上、そして単純な数字でのそれという印象があるけれど、これが女子とかアラフォーになると、私のイメージ上では急に限られたグループとかカテゴリを指す記号に変化してしまう。そのグループを代表しての物言いになるような気がして気がひけるというか、私個人の話があたかも女子、独女、アラフォーというカテゴリのスタンダードであるかのように見えてしまうのは避けたいぞ、という妙な感覚が沸き起こる。
あああ、我ながらわかりにくい。まあとにかく、これらはすっかりお茶の間に定着している表現だし、便利そうでもあるけれど、個人的には避けたい言葉なのです。
ボキャブラリを増やすべきは
などと言葉に気をつけている風を装いつつも、無意識に多用している言葉も多い。例えば「俄然」「断然」とか、あとはヘンな擬音語。これらは書籍の原稿を書いている時に編集さんに指摘されて始めて気がついたクセでした。確かに頻出している。
同じ表現ばかりを使って書いてしまう。これ、結局は語彙のなさなんでしょうね。ボキャブラリを増やすべきは英語のみにあらず。
そういや先日も友人とチャットで話していて「踏襲」が出てこなかったんだった。ぼんやりとした漢字のイメージは頭に浮かんでいるけれど、読み方が出てこないから変換ができない。なんだっけ、ほら、あれ、ふいちょう? ふうとう? とかやっておりました。ああ情けない、恥ずかしい。
新しい言葉の面白さも知りたいし、理解したいけれど、未だかつて操ったことのない言葉も単語もまだまだ山盛りあるんだろうな。と考えれば、気が遠くなるような、知らないことがたくさんあるのは楽しみなような。
ついでに、顔文字を使わないのは単に読みづらくなりそうだからですが、方言も意識的に避けています。これには明確な理由がありまして、国内では比較的多くの人に理解されるであろう関西弁でも、文字にすると途端に難しくなる気がするから。聞くのが容易な方言も、読むとなると辛くなるってこと、ないですかね。
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Comment
カジュアルに表現するならば「アラフォー独女」がしっくりこない。
同意です。私もまさにアラフォー独女ですけど、自分の事はそう表現しませんね。
アラフォー独女という言葉を、読み手や聞き手が思ったりイメージしている特定のカテゴリー(バリキャリ系だったりキラキラ系やグータラ系など)に脳内変換されて、発信している本人の意思とは違う方向になってしまう気がして。表現としては便利だと思いますよ。
あと。私は関西圏内で生活したことがない+周りに使い手がいないため、関西弁は「テレビの中の方言」です(笑)
あきさん
そうそう、あきさんの言われること、すごく納得です。「アラフォー独女」のイメージって人によってかなり違っていて、私の中でのそれは私自身とは重ならないらこそ使えないのかも。となると便利なようで危険な言い回しなのかもしれません。
関西弁はテレビの影響でお笑いの印象が強くて、関西弁=面白いなどと思われるケースも。結果、笑いのセンス皆無なのに自分を面白いと勘違いしてしまう関西人を多数生み出してしまうという弊害もあります。
おお~、この記事のわかりみのすごさよ。
アラフォーとか女子会とか、親しい友人や家族相手ならば、冗談交じりに口に出してみなくもないですが、書き残すには躊躇を感じますねえ。
あと、奇妙な略語も使いにくい。たとえば「コーデ(ィネート)」とか、「カーデ(ィガン)」とか、そういう感じの。女性向けファッション誌用語としては「ゆるふわ」「愛され」「女っぷり」…この辺は使いこなせる気がしない。まあ使う場も無いですけれどね。
すぐに捨てるメモみたいなものなら、そこまで気に掛けなくてもよいのかもしれないですが、ある程度残るもの…例えば日記とか手紙などは、10年前の自分、10年後の自分に通じるように書きたいものだと思います。
短命な俗語は書いた時点では生き生きとしたその時代の息吹きを伝えるかもしれないけれど、どうしようもなく賞味期限が短い。しばらくして読み返すと饐えた匂いがするようで、文意が頭に入らないほど鼻につく。
言葉もファッションも、シンプルコーデ(←あっ!)がよろしいようです。
memeさん
わかりみ!わかりみであります。
「愛され」と似た表現である「褒められ」も胸がざわつくワードです。微妙なニュアンスを伝えるうまい表現だとは思うのですが、そうやって他人軸で物事どうこうしようとする姿勢はいかがなものか、とかめんどくさいことを考えてしまう癖がありまして。そしてこの界隈の最大派閥はやはり「モテ」ですかね。「愛されカラーカーデで作るモテコーデ☆」とか。もう何言ってんだかわからなくなってきましたが、割と近い文脈を日常的に目にしている気がしてなりません。
などと鬱陶しいことばかり言う結果モテに程遠くても、10年後に読んだ時にそう妙な気持ちにならない文章を残せていたとしたら、それはそれでいいのかも(白目)。
crispy様
アジェンダ、エビデンス、クロージング
etc etc
私はどうも、氾濫する意識高い系ビジネス用語が気になります。
日本語でいいじゃん…
我が社でも使われてますが、何か違和感が。
crispyさんのように、ネット界にいらっしゃる方は
気にならないものなのでしょうか?
別に実績良くなるとも思えないし 苦笑
ナウいヤングの我々は、こんなマブい言葉を
使わない方がeような感ーーんじ。 笑
ちゅーなーさん
わたくしなどは意識も知識も低め安定ですので、カッコいいビジネス用語を操る機会にはなかなか恵まれません。が、たまにそういう言語に長けた方とお話しするとわからなさすぎてぼんやりしてしまいます。
完璧な日本語に置き換えるのが難しい英語表現って多いですし、わざわざ和訳しなくても、という言葉もあるのでしょうが、普通に日本語で済む話なら別に、ねえ?とは思います。まあ、使う場面ないんですけどね。