旅の準備は嫌いだけど片付けは嫌いじゃない。
台湾一周駅弁の旅、レポート途中ではありますが本体は無事帰国いたしました。
旅に出る毎に思うのだけど、こうして何事もなく楽しく旅を終えて無事帰って来られるのは本当にありがたい。事件や事故に巻き込まれないのは一人旅ゆえに人並み以上に気をつけているからでもありますが、ただただ幸運であるとも言えるわけで。おかげで未だに苦い思い出を作ってしまった地域はありません。
さらに今回の台湾の旅では多くの方から情報を頂戴したり、はたまた現地在住の方からお誘いがあったりと思いがけない展開もあり嬉しい驚きが多数ありました。
肌トラブルのせいでちょっとびっくりな顔になってしまっていたり、さらには極度の照れ屋さん←なものでどうしようどうしようともじもじしている間に旅を終えてしまいましたが(バカ)、今後は世界のどこかでこのブログをお読みいただいている方とお会いする、なんてことも可能なのだなと新たな可能性を実感しなんだかドキドキしている次第であります。
今回ご連絡を下さった方には大変失礼をいたしました。心の準備を整えて、次回はきっと!
旅から戻ったらまず何をするか
さて、毎回旅から戻ると真っ先に手をつけることがあります。
それは、バラし。
旅に持って行った荷物を片付ける作業ですね。
本当は最後に泊まった場所で洗濯も済ませてしまおう、なんて考えていたのですが残念ながらランドリースペースがない宿だったのでとにもかくにも洗濯。といっても持って行った衣類の分量が少なかったのでさほど大仕事ではありません。普段の洗濯と何ら変わらない作業であります。
そして靴やら帽子やらサングラスやらを元の場所に戻してカメラやらバッテリーやらも定位置に落ち着かせ、鞄を空っぽにしたらあんこを詰めてこれまた元の場所に戻す。
ソファに座ってお茶を飲んだり郵便物をチェックしたりベッドに横たわったり、なんていう休憩的なあれこれは全部後回しでまずは全部片付けてしまう。それが旅の終わりのルールになっています。
なんていうとまるで几帳面アピールみたいですがそうではなく。
旅の準備が面倒、嫌い、と散々言い続けていますが、なぜかこの最後の儀式である片付けは妙に好きなのです。
旅の準備は嫌いだけど片付けは嫌いじゃない
思えば引越し作業も同様。
引っ越すためにモノを整理してダンボールに詰めたり紐で結わえたり、という準備作業は嫌いなのですが、いざ新居に到着したらあっという間に設営作業をしてしまう。午前中に荷物がついたら昼には全ての作業を終えてダンボールも潰してゴミも捨ててしまっています。引越し当日にダンボールを開封できなかったのはただ一度、今の住まいに越してきた時だけです。
我が引越し記録に残る唯一の敗北…!
まあこれも今となればなかなか貴重な経験だったので今後に活きてくるのでしょうが。
で、なぜに引越し後や旅の荷物のバラしが準備より好きなのかというと、多分妙な達成感があるからだと思われます。
もともと全く片付けられない子供だったので随分大人になってもやっぱり片付けられなかったのですが、それが引越しとか旅を繰り返すことで
「いかにしてラクできるか」
を考えるようになったのも大きいでしょう。ズボラでがさつな人間にありがちなことですね。
関連 収納術に興味もなければセンスもない、だから他に選択肢はない。
引越し後も旅から帰った時も、一旦座ってお茶なんか飲み始めちゃうともう二度と動けなくなる怠惰な自分をよくわかっているからこそ座る前にやれ、と経験から学んだのでしょう。そして光のスピードで片付けを終えた際におお、やればできる私って結構すごいじゃないか、なんて滑稽な自画自賛をしながら感じるあまりにも程度の低い達成感がなんとも心地よい。
普通にきちんとした人にとってはこんなのは当たり前のことなんでしょうが、私にとってはちょっとした片付けすら賞賛に価する行動なわけです。こんな程度のことで達成感なんて感じちゃえるからこそ、面倒でもやるのです。
いやはや、満足感のハードルが低いこともたまには役に立ちますな。
というわけで今回も秒速で元の位置に戻った旅の友たち、お疲れさまでした。
そして東京での生活に戻りつつ台湾旅記録はもう少し続きますのでどうぞ最後までおつきあいくださいませ。
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