台湾一周一人旅 松園別館に鉄道員の古写真。花蓮の街散歩。

公開日: : 最終更新日:2016/10/23 旅人への道

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台湾一周の旅、7都市目となる花蓮に到着しました。

関連 台湾一周 鉄道駅弁一人旅。

直前までの滞在地、台東では駅と市街地が離れていることに苦労したのですが、ここ花蓮も同じ状態。

駅近のホテルにするか、街の中心地らしい旧駅付近に拠点を置くか、またまた悩むことになったのでした。




花蓮駅周辺

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さて、花蓮駅で下車するとホームには花蓮駅の歴史をなぞるこんな掲示物が。

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色あせた写真の数々。旧花蓮駅にて撮影されたものなのでしょう。

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あら男前。

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これ、すごくいい写真だなあ。制服も可愛らしくてとてもお似合い。

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花蓮市(かれんし、中国語:花蓮市、英語:Hualien)は台湾花蓮県の県轄市。花蓮県政府の所在地である。日本統治時代の1920年に花蓮港庁花蓮港支庁花蓮港街として再編され、1937年に郡制施行により花蓮港庁花蓮郡に属する。1940年に市制施行により花蓮港市になる。戦後の1946年に花蓮市と改称されて現在に至っている。(wikipedia

花蓮とはまた美しい地名なのですが、Hualienって発音が難しいですね。タクシーで駅に向かう際には筆談にて伝えたほうが早そうです。

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花蓮駅は中心地とやや離れていることもあり台東のようにガランとした駅前なのかなと心配していたのですが、そこまで静かな感じではありませんでした。が、この簡易地図を見ても駅から車で10分ほど離れた場所のほうがなんだか賑やかであるらしいことは明らか。

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駅前には花蓮の名物であるらしいお菓子を扱っているお土産物屋さんがずらっと並んでいます。

花蓮の交通手段

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旧駅が閉鎖して現在の位置が花蓮駅となったのは1982年のこと。台東と同じく新駅、などと表現されていますがオープンからすでに20年以上が経過しています。
まだ旧駅付近から出ているバスもあるものの、新駅の駅前を通りバスの種類自体は多い。けれど、いかんせん分かり難い。というのも、駅前にはバスターミナル然としたものが存在せず、大きなロータリーのどこに何番のバスが停車するのかが全然わからないのです。

そんな中、花蓮駅から旧駅付近まで15分程度で移動できる301のバスは何度か利用しました。

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もちろんICカードの利用が可能。
アプリで検索したところによると旧駅方面へ向かうバスはたくさん出ているのだけれど、この301系統のバスは1時間に1本くらいしかありません。どの系統のバスがどこに停車するのか調べる時間が勿体無かったので301のバスが出るタイミングに合わせて朝出かけました。旧駅付近までは徒歩でも30分弱といったところなので暑くなければさほど苦になりませんが、タイミングがあわなければやはりタクシーを使うのが手っ取り早いですね。タクシーの初乗り料金は台東と同じく100元(=約350円)でした。

花蓮で泊まったところ

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今回は悩んだ末に花蓮駅近くを選択。駅改札を出ると正面にすぐ見えている「Hualien Wow Hostel」に宿泊しました。やっぱり駅から近いっていうのは到着時と出発時がラク。

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あまりにも緑過ぎるというかどうにも殺伐としたこの外観。ハズレっぽいかなと思ったのですが

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古いホテルをリニューアルしたらしく、内装は新しく清潔でした。

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部屋数が多いからか共有スペースもかなり広め。

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設備が整った広めのキッチンがあるので調理も可能です。館内でドリンクやアルコール類、軽食等の販売もありました。

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テラス席もあってなかなかいい感じ、なのですが、ここで1つだけ驚きの出来事があったんですよね。いろんなホテルとかゲストハウスに泊まってきたけど、このケースは初めて。

などと思わせぶりなことを書いておりますが今回の旅で利用したホテルに関しては改めてまとめるので事件の詳細はその際に。

※追記 詳細書きました
関連 台湾一周一人旅 高雄、台東、花蓮で利用したお手頃で便利なホテル。

花蓮で行ったところ

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花蓮といえばやっぱり太魯閣でしょう!という感じなのですが、行ってません。生憎のお天気だったことに加えて山歩き系観光は体力に自信がなく。というわけで花蓮でもやっぱりちまちまと街歩きに勤しむのでした。

松園別館

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1940年代に旧日本陸軍の施設として建てられた建物。

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入館料は50元(=約180円)

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松林に囲まれた高台にひっそりと佇んでいます。

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さほど広い施設ではありませんが、防空壕跡なども残されています。現在はカフェスペースなどがある観光スポットとなっており、展示室にてアートイベントなども開催されている模様。

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松園別館にある松の木は1920年代に日本から移植されたもの。近年は松の木が害虫や天候の変化などの影響を受けることが多く、2003年には60本あった老木が2015年には31本にまで減ってしまっています。

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来るときはそんなに高いところまで登った感覚はなかったのだけれど、庭から望むはこの眺め。日本統治時代の日本軍はここから海上の船舶を監視したり付近の飛行場の離着陸状況を確認していたのだとか。松に覆われて外側からは様子が分かり難いことも監視塔としては適していたようです。

ところでこの場所でInstagramの人気アカウント@muradosmann氏の 例のポーズで記念撮影をしている台湾人カップルを数組目撃。本家の真似というよりはパロディバージョンの影響かもしれませんね。

花蓮県石彫博物館

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たまたま通りがかりで発見した石彫博物館。

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石の博物館か、珍しい石とか石像なんかが展示されてるのかな?と軽い気持ちで入館。

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入館料は20元(=約70円)。台湾は美術館や博物館の入館料がどこもお手頃ですね。

参考 石彫博物館(台湾地方文化館)

花蓮は大理石をはじめ、様々な奇石や宝石の産地として知られます。このような豊富な資源をもつ花蓮には、多くの石彫作家たちがアトリエを構えています。花蓮石彫博物館では様々な石彫の展示のほか、隔年で「国際石彫芸術祭」が開催され、国内外の彫刻家や参観者を集めている。

なるほど、何の脈略もなく博物館があるわけじゃなくて、花蓮は石の産地でしたか。

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誰もいないロビー。

展示物の写真を撮ってもいいですか、と聞く相手もいなかったので撮影しなかったのだけど、なんというか、未知の扉を開けてしまった感。素人目にも明らかにわかるものすごい石がものすごい彫られ方をしていて、え、これ私一人で見てていいの?ってちょっと不安になる神々しさがなんか怖い。って悲しいほど幼稚な感想書いてますが、ホントにそんな感じなんです。興味のある方は是非。

重慶市場

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早起きしたのでまたまた市場に出かけます。
※以下生々しい画像あり

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市場の建物まわりにも野菜や果物を販売している店やテントがあってなかなかの賑わい。

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ネットにいっぱいつまった玉ねぎ。

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これだけ入って50元(=約180円)。安ッ!

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お、好物の小さいマンゴー発見。何しろ小さいので食べるところがあんまりないのが難点だけどこれ、ジューシで美味しいんだよねえ。以前フィリピンでこのタイプは「セニョリータマンゴー」だと教えてもらったけど、台湾では「土マンゴー」と呼ばれているようです。

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3つだけ購入。美味しくいただきました。

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ピーマンのサイズに注目。味は日本のそれと同じなのでしょうか。

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重慶市場で特徴的だったのが鶏肉ディスプレイ。この仰向け挙手スタイルで陳列されている店がとても多かったのが不思議でした。同じ台湾の市場でも、場所によって傾向が違うから楽しい。

花蓮鉄道文化園区

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やっぱり花蓮も旧駅敷地が鉄道関連展示施設として解放されておりました。入場無料。

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花蓮駅が開業したのは1910年の日本統治時代。現在この位置にある建物は当時の駅の様子を再現したものです。

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旧花蓮駅の改札部分を再現した入り口部分。

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改札を抜けると広々とした中庭になっています。

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旧駅とその周辺を再現したかなり大掛かりな模型。

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当時の花蓮駅周辺は台湾東部でもかなり賑やかなエリアだったそうな。

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当時使われていた道具類の展示もあります。

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切符にパンチ穴開けるこれ、懐かしい。私が子供の頃も地元の駅はまだ自動改札じゃなかったよなあ。

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なんとコスプレ記念撮影も可能です。してないけど。

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あ、駅のホームにいたあの女性にまた会った!
やっぱりこれ、いい写真だもんね。あちこちに展示したくなるものわかります。

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こちらは鉄道文化園区の正面にある噴水。先ほどの模型のロータリー部分でしょうか。この球状の石が結構な勢いでぐるんぐるん回っております。

今回は鉄道を使って移動した旅だったこともあり、振り返ってみると台湾鉄道関連の展示物をかなり見て回りました。

東大門国際観光夜市

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夜も休まず回っております。

さてこの噴水の側には夜市がありました。

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かなり大規模なこの夜市はちょっと他の地域のそれとは違いまして。

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福町夜市、原住民一條街、大陸各省一條街、自強夜市と4種の夜市の集合体、といったところでしょうか。台東と同じく阿美(アミ)族や排灣(パイワン)族、泰雅(タイヤル)族など原住民比率が高い花蓮らしいこの巨大夜市エリア。もともとは別のエリアで営業していた夜市が近年この場所へと移動してきたようです。

参考 東大門夜市(公式サイト)

夜市歩道の床タイルは全てインドブラックと泉州白御影石を使用しています。床タイルの長さと幅がどちらも1.5m,厚さは10㎝で頑丈なので損傷することはないです。

そして石。ここにも石。

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確かにインドブラックと御影石。

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まだ新しいだけあって非常に清潔感がある夜市です。

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酒類だけじゃなく

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檳榔の屋台まであってやや大人向けの夜市な雰囲気。

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ゆっくり食事が楽しめるテーブル席もたくさん設置されています。

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原住民一條街に設けられたステージでは歌謡ショー的なものが。

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カラオケで歌うお姉さんの歌声に合わせて舞う女の子。平日だったからかステージも客席もちょっと寂しい。

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この夜市には台湾の酒を使った原住民式カクテル(調酒)バーの屋台があるというので台湾でまだビールしか飲んでいない私は楽しみにしていたのですが

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まさかの休業。週末しか開いてないのかもしれないなあ、残念。

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広大な夜市エリアの向かい側には小さな遊園地がありました。

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これまたちょっと切ない夜のメリーゴーランド、人気がないとさらに切なさ倍増です。きっと週末は賑わっているんだろうけれど。

鵝肉、扁食、小籠包 花蓮で食べたもの

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はて花蓮には何か名物料理があるのだろうかと調べてみると、扁食、という情報が。扁食、ワンタンですね。

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有名店、人気店がいろいろあるようなのですが、駅前で目に付いた食堂の扁食をサクッと。ごろっとしたボリュームのあるワンタンが入った薄味のスープに揚げにんにくとセロリで50元(=約180円)。〆の一杯によさそうな優し味わい。

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夜道をぷらぷら散策していると一際賑わっているお店を発見。

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みなさん小籠包や餃子を山盛りもりもりにお持ち帰りされています。何人家族でしょうか。

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蒸篭山積み蒸しまくり。

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大人買いの皆様の合間を縫って一人旅行者の私は1個5元(=約18円)の小籠包を5つだけ買い食い。小籠包というよりはやっぱりミニ豚まんって感じですが、ちょこっと食べるのに楽しい旨さ。

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そして花蓮で最も私がニンマリしたのはこのガチョウ肉で一杯やれる店。ここは本当によかった、ああ今また食べたい。

花蓮ではバスで降車ブザーを押したのにたむらけんじ似のドライバーになぜか無視されて止めてもらえず目的のバス停を過ぎてしまっていやいやボタン押したじゃん、次で降ろしてね?と言いにいったらたむらにチッとか舌打ちされてバス停じゃない車道の真ん中で降ろされておのれたむらとなったりその後も目的地にうまくたどり着けなかったり、という行き違いも発生したけれど、いいの。鵝肉先生のおかげで全てのマイナスポイントは帳消しです。

一体いつまで続くのかと思われた台湾一周の旅、いよいよ終わりに近付いてきました。

※ 「原住民」とは台湾の先住民族の呼称。日本では「先住民」とされますが、先住民という表現は台湾では「既に滅んでしまった民族」という意味合いになるそうです。

関連 台湾一周鉄道駅弁一人旅 その7. 花蓮駅 花東特蔬便當。

 






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