僕らが旅に出る理由 その1 ~地元を出ることすら考えなかった20代~
公開日:
:
最終更新日:2020/05/13
旅人への道
モノを減らしたり、シェアハウスに住んだりしている理由のひとつは
「旅に出るため」
です。
旅といっても観光旅行ではなく、バックパック世界一周でもなく、なんというか、ひとところに定住しない生活を続けていきたいと考えています。
地元を出たことがなかった20代
そもそもなぜこんなことになったのか。
私は西側の小さな町で生まれ育ち、20歳を過ぎるまで家族と生家で暮らしていました。
生家といっても古く狭い賃貸マンション。ここで一家4人が暮らしていたので、年頃になっても家族4人六帖一間で寝起きする生活は当時はやっぱり嫌だなあと思っていました。
なので若い頃の私の夢はなんといっても「1人暮らしをすること」!
働き始めたらすぐに家を出るんだ!と希望に胸を膨らませていたのですが、家を出ても家庭の事情で仕送りは続けなければならず、自分の部屋の家賃と実家への仕送りを両立できるくらい稼げるようになるまで少し時間がかかってしまいました。
これも今考えればどうにでもできた話なのですが、その頃は「1人暮らししながら仕送りもするなんて自分にはムリだ」と思い込んでいたからできなかっただけですね。
旅をする機会に恵まれて
その後20代後半に勤めていた会社で出張が多い部署になったことから、生まれて初めて自分1人で旅をするという機会を得ました。
厳密には出張なので「旅」じゃないんですが、それまでは1人で見知らぬ土地にいったことも、新幹線や飛行機に乗ったことすらなかった私。
当然、自分が生まれ育った町を出て行くことなど思いつかず、ここにずっと住んで、結婚して、子育てして、そんな人生なんだろう、とぼんやりと考えていたのです。というか、それ以外の選択肢があることすら想像できませんでした。
なのに結局一度も結婚せず子供も産まなかったのだから人生ってわけわかりません。
学生時代の友人の中にはNYでアート系の仕事をしている子なんかもいましたが、家族や友達と一緒に数日間の海外旅行にしか行った経験が無く英語も話せたらいいのになあと夢みるだけで実際は全くダメな私には海外生活なんて別世界、1人異国で暮らすって凄い勇気だなあ、と思っていました。
つづきます。
僕らが旅に出る理由 その2 ~世界が広いことを知った30代~
関連記事
-
荷造りが面倒で旅行に行きたくない。
そもそもの所有物が少ないので以前よりマシになったとはいえ、相変わらず旅の準備は苦手です。
-
海外一人旅へのうっとうしい想い。
ベトナム一人旅を楽しんだのは、2019年のゴールデンウィークのこと。ベトナム一人旅、ニャチ
-
秋・2週間の旅の荷物 ナイロントートひとつでまかなえるか。
約2週間の旅の荷物。 冬場は難しいとしても、今の時期ならば普段使いのナイロントートで十
-
フィリピン セブ島で1週間の親子留学を体験してきた。
今回フィリピンに渡った理由のひとつは親子留学プログラムに参加することでした。 親子留学
-
身軽な旅行。靴は何足、何をどう選ぶのか。
旅の靴問題に関してひとつの答えが出ました。 関連 最小限の旅ファッション、問題はいつだ
-
台湾一周 一人旅。鉄道の旅で駅弁を堪能する。
ゴールデンウィークも終わり本日からお仕事の方も多いでしょうか。 そんな時になんですが、ただいま
-
旅に出てわかる、自分が必要としているモノ。
By: Paragon Apartments[/caption] 今回の旅に持参した私物(洋
-
旅行、外出先での白髪対策。
By: Mainstream[/caption] 白髪が増えてきてしまったので、カラートリー
-
サンミゲル市場とバル・メソン巡り、チュロスにホットチョコレート マドリードで食べたもの。
スペイン旅行の記録です。 関連 スペインの旅2015 マドリード名物とか人気のレ
-
モアルボアルで使えるアイテム。モアルボアル滞在記録 その4。
4回目となったモアルボアル滞在記、今回でラストです。 参考 モアルボアルへの行き方。モ