人間は、そういうふうにできている。
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最終更新日:2018/06/22
生き方と考え方, 音楽、映画、芸術、世界
先日うっかり通しで聴きましょうキャンペーンの開催を決定してしまったこともあり。
通常は主に自宅にて使っているヘッドホンを、外出時にも持ち出しておりました。
ヘッドホン、恐ろしい子。
そういう風にできている
今使っているヘッドホンは、以前レビューを書かせてもらったもの。
我が家にきてから1年ちょっと。白を選んでしまったこともあって近頃は少々使い込んできた感が見えますが、相変わらずいい感じであります。
いい感じ、はいいんだけど、カフェなど外での作業中にこの手のヘッドホンを使うのは少々注意が必要です。
人間誰しも、今いる場所を十分に把握していても、目の前に広がる景色がどうであっても、記憶の深いところに刻み込まれている音に耳を占領されると、うっかり歌ってしまいます。私も1曲丸々真剣に歌ってからこの事実に気づいたんですけどね。どうも人間というのはそういうふうにできているらしいです。
気をつけましょう。キーボードの強打以上の迷惑行為になりかねません。
キーボードを打つ音がうるさい人のせいで仕事ができない時の対策。
大丈夫。絶唱じゃなくて、口パクに毛が生えた鼻歌程度ですから(保身)。
接触回数と好感度
一度染み込んだ音は、その後何年のブランクがあろうとも、いつまでも空で歌えたりする。好きな曲だから繰り返し聞くのか、それとも、繰り返しているうちに好きになってしまうのか。
好きなものにハマりすぎてアホみたいにリピートした挙句飽きて嫌いになる哀しいパターンもあるけれど、接触回数と好感度は非常に密接な関係にあることは確かでしょう。見知らぬ人より知り合いの方が安心できるし、新しい店にチャレンジして外すより慣れ親しんだ店でいつものアレを頼んだ方が無難だし、なんてのもあるし。
一目惚れや直感云々に憧れはあれど、出会って即落ち案件はそうそうない。
なんとなく繰り返しているうちに、なんとなく親しみがわき、なんとなく好きになっていく。どうも人間というのはそういうふうにできているらしいです。
しかし嫌いなものはいくら繰り返しても好きにはなれない。というか、繰り返す必要すらない。
だからこそ、苛立つエリアにむざむざ立ち入って苛々するべからず、臭いにおいをわざわざ嗅ぎに行って臭い臭いと騒ぐべからず、苦い記憶にずぶずぶと漂って辛い辛いと嘆くべからずですね。
ちなみに全曲通して聴きましょうキャンペーンを恙無く終えての発見は、Yellow Submarineなんて全然繰り返し聴いてやしなかったこと、アルバムの好みと曲の好みが必ずしも合致しないこと。また、曲間の味わいのみに焦点を当てるとするならば、3枚目B面(あえてこう言う)4-5が至高であるという当時の感覚は未だ変わっていないことなど。
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