捨てたら見えた偏愛傾向、それでもやっぱり欲しいもの。

公開日: : 最終更新日:2016/10/23 ミニマルライフ, 捨てる

身内の引越しをネタにしたことがありますが。

関連 我が家のモノは98%がゴミだったとわかってうなだれ中。

ひとところに長く住んでいれば捨てようと思いつつも捨てるのが面倒でなんとなくそのままになっているあれこれが増えて行くもの。引越しはそんな

「なんとなくそのまま」

を一掃する絶好の機会であります。

ここしばらくで捨てたもの

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さて私も最近引っ越しまして。

関連 持たない暮らし、引越し作業は20分。

今回の引越しを機に最近使っていない、そして今後も使わないであろうものたちをもう少し減らそうかと考え10月いっぱいくらいで整理する計画を立てておりました。細々したものは写真に撮っていませんが、その後捨てたものは

  • フライ返し
  • 卵焼き器
  • 古くなった箸
  • 欠けた丼鉢

などの食・キッチン関係がほとんど。あとは転居に伴い不要となった書類関係でしょうか。
洋服類も何か不要なものがあるかと一通りチェックしたのですが、現時点では捨てるものがありませんでした。おそらくこの秋冬にかけてまた使い倒してラストを迎えるものはあるだろうと思われます。

前回の引越しのことを考えればあんまり減ってませんね。よかったよかった。

持ち物の多くを占めているのは

さて、以前はかなりの場所を取っていた本やCDなどをデータ化して一気に手放した今、私の持ち物のほとんどは服なのだな、と思っておりました。

関連 片付けは後回し、先送り。未完了タスクの蓄積が明日の自分を苦しめる。

が、旧住まいに越した時に大幅に荷物を処分した後、今回の引越しで改めて全財産を梱包してみると服以外に結構な体積を占めているものの存在に気がついたのです。

それは、食まわり。

前述した通りもう使っていないものをちまちま捨てはしたけれど、一人暮らしなのに調理器具、器、カトラリー、などが占める割合が異常に高い。おまけに引越しを決める直前にワインやら日本酒やらを通販で買っていたから移動先をキッチンに指定した荷物の割合がなんだか異様に多く感じたのです。

食器類など割れ物は新聞紙でぐるぐる巻いているせいで多少カサが増していたにしても、なんぞこれ。さらにはこんな状態なのに尚、新居近くを散策して素敵なうつわやさんやギャラリーを覗いては酒器をうっとり眺めたりしているとはこれいかに。

考えてみれば一人暮らしの晩ご飯なんてワンプレート料理で十分回せるのです。調理や洗い物の効率を考えればむしろそのほうがいいに決まっている。それなのにちまちまつまみを作って小さな器に盛ってはちびちび飲むスタイルを選択する不可解な酒飲み。いや、酒飲みという結論が出てるから不可解でもないのか。

しかしこれ、どうしましょうかね。

捨てにくいものの存在に気付く

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うつわに関しては日々使うものはある程度決まってきているし、一人暮らしを始めた頃に買い揃えただけでさほど思い入れのないものも残っているので、もう使わないものは綺麗さっぱり処分してもっといいものに買い換えるのも手。が、他のものに比べるとうつわはなんだかちょっと捨てにくいと感じている自分がいることに気付く。

食べるのが好きだからといって食材をたんまり買い込んだり自分の手に負えない珍しい調味料を仕入れたりはしないのに、この感覚は何なんでしょうか。

でもまあ、アレだ。どうせ結構な頻度で割ってしまうことは既に証明されている。

関連 捨てて壊してストレス発散

ここはしばらく様子を見るとしましょう。

捨てたら見えた偏愛傾向 それでもやっぱり欲しいもの

アンドゥメルメステールブーツ

ここ2年ほどむやみやたらとモノを増やさない生活をしてみた結果、今までなんとなく買っていたものは自分の幸せとか日々のお楽しみにさほど影響はなく、ましてや必要でもなく、持ち物の数が少なくとも何ら問題なく生きていけることは十分わかりました。

が、それでもついつい「欲しくなる」のは私の場合どうやらうつわなどの食周りとファッションアイテム、特に靴らしい、と今回の引越しを経て改めて知る。

そうだったのか。

モノを捨てれば人生が変わるとかもっといい何かを得るために今あるものを手放す、など度々目にする捨てる効果的なことには実は全くもって関心がありません。

関連 モノを減らしても、残念ながら人生は変わりません。

相変わらずこの考えは変わっていないけれど、持ち物が少なくなればなるほど自分が本当に好きなものやその傾向、興味関心の属性、これから進むべき方向なんてものがぷかりと浮かび上がって見えてはくるようです。

ミニマリストの持たない暮らし

今後時が経つにつれこの偏愛傾向は変わっていくかもしれないけれど、ついつい欲しくなる、気になるものが増えるとしたら、それはそれで愉快なことかもしれないな、と考えるのでした。

 




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