将来に不安を感じることには意味がない。
「ブレない人」
その響きはものすごくカッコイイ。
と感じるのは私が未だ風来坊かつブレブレな人間だからかもしれません。
いやいや、人間はそう簡単には変わらないよ、なんて言うけれど、考え方はその時々でどんどん変わっていくのが当たり前でもあるわけで。
人の考え方はどれくらいの期間で変わっていくものなんだろう。そしてそれに自分で気がつくことはできるのでしょうか。
人は1年で変わるのか
なんて思ったのは1年前に自分が書いた記事を読み返したから。
参考 タイニーハウスはいらないけれど。スマートサイジング 価値あるものを探す人生
このブログを書き始めて既に1年以上が経過しているので
「はて、去年の今頃は何をしていたのかな?」
などと振り返る作業ができるようになったのはなんだか楽しいものです。
と言っても、ここには旅や食の記録以外は今日どこへ行って何をしました、なんてことはあまり書いておらず、何をどう考えたか、感じたか、という内容を記したものが圧倒的多数なのですが。
そして結論から言うと、1年前と今の自分の意見はさほど変わっていませんでした。今日の私もやっぱり小屋暮らしにはあまり興味がないし、借金もしていない。この1年で暮らしに関する考え方にはあまり変化がなかったようです。
このことをポジティブに考えるとするならば、生活全てを見直さなければならないような大事件は起らず平穏な毎日を過ごせた、とも言えるでしょう。見た目は2年足らずで大きく変わったけどね。
将来に不安を感じることには意味がない
10年前はそこそこ大きなサイズのクローゼットがあるマンションに住んでいたにもかかわらず、収納が少ない!洋服が収まりきらない!とブーブー文句をいいつつ毎月大量に服を買う生活をしていました。
なのに今では収納がない部屋でそこそこスッキリ暮らしている。
もちろん好き好んで収納を排除した訳ではありません。そりゃあるならあったほうがいいですよ、収納スペース。小さなクローゼットがあれば荷物を全て収納できるので、目の前に何もない今よりさらに生活感のない部屋を実現できますからね。
けれどとにかく、10年前では考えられなかった暮らしを自ら選択しているわけです。そう思うと、将来の不安とか未来を憂うなんて行為は猛烈に無駄ですね。この先何が起こるかなんて、自分がどうなるかなんて、いくら考えてもわかりゃしないんだから。
10年経っても考え方も暮らしぶりも変わらない、ブレない、そんな人もいるかもしれませんが、寸分違わぬ同じ毎日を送るのは不可能だし、10年経てば誰しも少なからず変わっていく。何かのきっかけである日突然変わること、変わらざるを得ないこともあるだろうけど、殆どの人は大きな出来事ではなくて日々の積み重ねと経験によって少しずつ、少しづつ変わっていくのでしょう。もしかしたら自分では気付いていないだけで、去年の自分と今日の自分の考え方も何かしら変わっているのかもしれない。
なんて考えながら去年の記事を再読してみるのは、ブログや日記を継続する醍醐味のひとつですね。
毎日少しづつ時間を割いて頭の中に散らばっているあれこれを引っ張り出して、整理する作業。もしもこのまま10年間書き続けることができたならば、さすがに大きく変わっているでしょうか。
確実に言えるのは、10年後はここには住んでいない、ということ。なにしろ、年齢制限がある住まいなのでね。そうじゃなくても10年間も同じ場所で止まるなんてあり得ないけれど。
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