「ため込む生活からミニマリストになった方、教えて」
もう2年ほど前のトピックですが、納得できる部分があったのでシェアします。
>>参考
ため込む生活からミニマリストになった方、教えて(教えてGoo)
例えばこの質問のように
「片付けたいけどうまくいかない」
という友人からアドバイスを求めたれたとして、片付けのテクニック的なことではなくそもそもの考え方を言葉で説明するのって結構難しいんですよね。
自分の中ではしっくりきているルールでも、他人からすれば全く理解できないことも多いし。
モノを持たない爽快感
質問の内容は以下の通り。
ため込む生活からミニマリストになったみなさん、どのようにモノを減らしていったか教えていただけませんか?私はそれほど散らかし屋ではないのですが、海外の大学を卒業するときに部屋中の家具やモノを後輩にあげてバッグひとつで旅立ち、なんとも言えない爽快感を味わいました。
自分も同じような経験があるので、彼女が感じた「爽快感」はよくわかります。
もしかしたら旅に出たいと強く望む人って、どこかに行きたい、異国の文化を見て感じたい、などという旅そのものの魅力の他に「多くを持たずに移動する自由」を求めているのかもしれないなあ。
そして本題。
回答者への返信の中にあった一文がとてもわかりやすいと感じました。
海外で暮らしているときには「いつか来る終わり」イコール帰国を、若干意識していたような気がします。だから、最後もまったく躊躇せず、大切に集めたりつくったりした家具を友人に譲れたのだと思います。
いつか来る終わりを意識する。
海外生活のような期間限定の非日常なら彼女のように「帰国=終わり」とあっさりと認識できるのに、それが日常となるとなかなか「終わり」が意識できないんですよね。知識としてはこの人生がいつか終わるとわかっているのに、あたかも永遠に続くかのように振舞ってしまう。これは別に、片付けに限ったことではなくて、対人関係や時間の使い方など、人生全般に言えること。
「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日の予定していることを本当に自分はやりたいだろうか?」
あまりにも有名なスティーブ・ジョブス氏のスピーチに倣って荷物と向き合うとすれば
「もし明日自分の人生が終わるとしても、この荷物が必要だろうか?」
といったところでしょうか。
常に人生の終わりを意識して生きる、なんて決して愉快な響きではないですが、もしも物事に終わりがなかったらと考えると少々ゾッとするのも事実。
自分が心から納得できるゴール(最後)ってなんだろう?と意識することで、シンプルな生活を送りたいと思いつつ片付けられない人の行動も少しだけ変わるかもしれません。
※追記
この記事を書いた8ヶ月後に驚きのコメントが。
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Comment
はじめまして!おとといこのブログのことを知って、最初から楽しんで読ませていただいていました。そしてここへ来てびっくり!この質問、私がした質問です!(正確に言うと、okwaveで質問しました。)あれから色々と手放すことに成功し、いまではかなりシンプルな生活を送っています。昔を思い出させてくれてありがとうございます!更新、楽しみにしていますね。それにしても、びっくりした(笑)。
wineoakさん
コメントありがとうございます。
>この質問、私がした質問です!
えええ!それは確かにびっくり!
というか、3年前の質問に今ここで出会ったwineoakさんが凄いと言うかインターネット怖いっていうかなんというか。
この質問の答え、共感できることが多かったから取り上げてしまいました。
2012年のwineoakさん、ブログネタを提供して下さって、さらに2015年にこのブログを偶然訪問して下さってありがとうございます。
ってだんだん何言ってんのかわからなくなってきましたが、今後ともどうぞよろしくお願いします。