少ない服が新鮮に思えるのは、おばさんだけ。

公開日: : 最終更新日:2015/10/07 ファッション, ミニマルライフ

先日こんなことを書いておいてなんですが。

参考 1年間服を買わずに過ごした結果。

買わないこと、消費しないことは誰に責められるような行動でもありませんが、逆に自慢したり誇ったりするような行為でもありません。高価なモノをたくさん所有する生活に意味を見出せない人がいるように、少ないこと=正義でもありません。
敢えて言うならば単なる

「人体実験」

でしょうか。




「少ない服」が新鮮に映るのはおばさんだけ

以前、モノを持たない生活に関して書かれたとある書籍のレビューに

「多くのモノを所有しない、少ない服を着回してお洒落を楽しむ工夫なんて今の若者には当たり前のこと。それをさも新しい考え方のように持ち上げているのはバブル世代のおばさんだけ」

といった内容のものがありなるほどな、と思いました。

確かに、今の40代は右を向いても左を向いても誰しも持っているような

「大ヒット商品」

が日常に当たり前に存在していた世代。クラスの女の子の多くが同じようなデザインの鞄を持ち、同じアイドルグループに夢中になり、似たような髪型をしていた時代を生きてきたわけです。

「みんな持ってるんだから、私も欲しい!」

そんな風に親に何かをねだった記憶がある方も多いのではないでしょうか。

参考 女はこうあるべき?女はおしゃれしなきゃ!という何の根拠もない呪縛。

流行ってるから、みんなが持ってるから。そんな小さなことが十二分に購入意欲を掻き立てられる要因となっていた多感な頃。もちろんみんながみんなそんな風ではなかったけれど、多くの情報に容易にアクセス可能な今の若い人のほうが趣味も好みも考え方も多様化しているのは間違いないでしょう。みんなが持っていたとしてもその「みんな」の数が圧倒的に少ないし。

「秋のマストバイ!」
「買うべきコートはこの3着」

なんて言葉に一番弱いのはきっと私たち世代なんだろうなあと件のレビューを読みつつ苦笑しました。
私だって社会人になってから1年間洋服を買わなかったのはこれが初めてのことで、ほんの数年前までは毎月何かしら買う生活をずっと続けていたのですから。

買わない行為はささやかな実験に過ぎない

とはいえ、別にこれは今後1年間洋服を買わないぞ!と明確な目標を掲げて始めた行動ではなく、モノを減らして身軽に生きたいという考えに辿りついてから、洋服を買い続ける行為の必要性を少しばかり疑ってみた結果です。

言うなればちょっとしたお遊び、ささやかな実験。

そして気付けば1年が経過していて、あら、別にやたらと買わなくてもさほど困りはしないのね、とわかった。それだけのこと。さほど高尚な心構えを伴ったスタイルでも行動でもありません。よって、これから一生服を買わないと決めているわけでもなく。当然ですが。

参考 持たない暮らし。それでもこの秋欲しいもの。

が、こんな風にさらっと振り返れるのは私は単におしゃれがしたくて新しい服を買い続けていただけで、買い物自体が趣味だったり、ストレス発散の手段ではなかったことも大きいでしょう。

また、今まで深く考えずにごっちゃにしていましたが「ファッションを楽しむこと」と「買い物」は私にとって必ずしもセットではありませんでした。自分に似合うものをあれこれコーディネートすることは好きだけど、毎シーズン新作を手に入れたいファッショニスタではない。いや、昔はそうありたいと願っていた時期もありましたけどね。ふふふ。

などなど、実際経験してみてわかったことは多いので、まあ概ね実験成功、といったところです。

けれど、同じ実験をしてみても人によっては結果は全く違ったものになるでしょう。もしかしたら私とは逆に

「おしゃれが好きだと思ってたけど、実は買い物が好きだったんだ!」

と気付かされる場合もあるかもしれません。

また、買い物が何よりのストレス発散になっていたとしたら、買い物できない苦しさで辛い思いをするかもしれません。
もちろんカードの支払いに追われるくらい使ってしまっている場合はストレスの要因そのものを見直す必要がありますが、経済的に無理のない範囲で好きなものを買う行為が人生に確かな潤いを与えるならばそれはそれで素敵なこと。特にやめる必要はありません。別に持たないことや買わないことが正解でもなんでもないのだから。

40代女性のファッション

欲しかったのはモノ自体か?それとも「買う」という行為か?はたまた「自分はこれが買える人間なんだ」という自己承認か?

そう、何れにしてもこの「実験」は、自分が何によって満たされるのかを知る上では有効な手立てになり得そうです。特に「バブル時代のおばさん」レビューが少々耳に痛い人には、ね。




関連記事

トートバッグをポットカバーに

いただきものの第二の人生。

むやみに新しいものを買わずに手持ちアイテムを活かす方法を考える式にシフトしてからずいぶん経ち

記事を読む

今日捨てたもの

収納道具の新たな導入なき収納問題解決。

雨の土曜日。 朝から予定通りに持て余していた箱の中身を取り出しました。 関連 捨

記事を読む

By: Anthony Easton

シンプルは孤独、そして何よりも面倒なこと。

久しぶりに髪を切りに出かけて待ち時間に雑誌を広げる。 パラパラとめくると 「シン

記事を読む

By: Gabriel Saldana

捨てたら見えた偏愛傾向、それでもやっぱり欲しいもの。

By: Gabriel Saldana[/caption] 身内の引越しをネタにしたことがあ

記事を読む

kanga

旅の荷物、便利な小細工と必需品。

雑誌やサイトで 「女性の海外旅行の必需品は?」 などというお題でいろんなグッズを

記事を読む

tmt1

広がったデニムのダメージ加工を修理してみた。

プライベートではデニム着用率がかなり高いです。 当然、よく使う分だけ痛みも早くなるので

記事を読む

penguin

今日捨てたもの 8/25 使用期限切れの薬。

毎日何かひとつ手放していく試み。 早いもので、残すところあと1週間となりました。

記事を読む

By: Pictures of Money

持たない、買わない、小さな暮らし。いったいどれだけ貯めてるの?

By: Pictures of Money[/caption] 服は全然買わないし、毎日モサ

記事を読む

By: Keng Susumpow

当たり前のことを当たり前と思うべからず。

By: Keng Susumpow[/caption] 自分にとっては普通のこと、なんでもな

記事を読む

powerspot

今日捨てたもの 8/3 いただきものアクセサリーを処分。

友達から貰ったプレゼントや旅のお土産。 昔はいただいたものを捨てるのは申し訳ない気がし

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

cebucity1608_2
オールシーズンこれ一枚、が洗濯したらぺったんこ。

5月だというのに各地で余裕の30℃ですって。夏ですね。

ホタルイカときのこのしょうゆ炒め献立
ホタルイカときのこのしょうゆ炒め、蕪とツナの煮もの献立。

ボイルホタルイカをパックで購入したら、思った以上に量がありまし

By: Matthew Pearce
いつでも欲しい情報にアクセスできる恐ろしさ。

By: Matthew Pearce[/caption] 手の

雁木 夏 辛口純米
山口の酒 雁木 夏 辛口純米で晩酌 ホタルイカの酢味噌和え。

中国地方コンプリート! 4月、5月は順調に駒を進めた感が

JALプレミアムエコノミーラウンジ
鞄ひとつで旅に出たい。

出かける機会のないまま過ぎ去りそうな2017年前半戦。

→もっと見る

PAGE TOP ↑