洋服を捨てる基準とコツ。ルールを決めて洋服を減らす方法。

公開日: : 最終更新日:2019/07/15 ファッション, ミニマルライフ, 捨てる

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冷徹な目線で何もかもばっさばっさと捨てているように見えるかもしれませんが、自分が好きな分野のモノを手放す時はそれなりに迷いもあります。

参考 8月 1ヶ月間に捨てたものリストと買ったもの

捨てる、捨てないの基準には明確なルールがあるわけではないからこそ迷うわけですが、だからといっていつまでも持ち続けるわけにもいかない。

というわけで、捨てるための基準と上手に減らすコツについて考えてみます。

 

古くなったら捨てる

当然ですが、古くなったもの、痛みが目立つもの、デザイン的にもうとても無理!というほどトレンド性の強いものは潔く手放しましょう。

洋服が古くなっているかどうかは意外に気付き難いもの。特に、大昔に買った当時流行していたデザインのものは愛着が強くなかなか手放せないもの。でも、身につけるだけで一気に老け込むという危険性がある代物です。

そう、昔の流行を忘れられない40代にありがちな失敗ですね。

残念ながら、当時のトレンドは当時のもの。
輝かしい過去の栄光にしがみついていないで、新しい自分になりましょう。

若い頃トレンドばかりを追いかけていたとしても、服を減らしていけば、結局はベーシックで上質なものがいかに使いやすくコストパフォーマンスに優れているかわかってきます。

 

捨てる基準を数字で決める

洋服を捨てる基準として一番簡単でわかりやすい方法は、

「この1年間一度も使っていないものは捨てる」

というように、期限を切るやり方。

1年間使わなかったものはこの先も使わない可能性が高いばかりか、持っていることすら忘れている場合も多いもの。特に洋服をたくさん持っている、クローゼットに無理やり押し込んで保管していて奥に何が入っているかわからない、という状態には有効な方法です。

ポイントは、数値による基準を設定したらそれに従うこと。
1年経過した洋服を眺めてやっぱりもしかしたら着るかもしれないし…なんて悩むのであればそれはルールとして成り立ちません。1年が難しいなら2年にするなど、無理のない基準を決めましょう。

 

買った当時の価格に惑わされない

このワンピース、ひと目惚れして買ったんだけど、あんまり似合わなくて1回しか着てないんだよね…多分もう着ないと思うけど、高かったから手放すのは勿体ないし…。

これ、よくある悩みだと思います。

残念ながら、今まで1回も使わず、尚且つ改めて見ても自分が着用しているイメージが湧かないものは、これからも使うことはありません。

参考 「あの頃の私症候群」が今の自分をダメにする。

当時高いお金を出したものでも、残念ながら現在の自分をその金額分輝やかせてくれるとは限りません。
でも、高いお金を出して買った洋服をゴミ箱に捨てるのは忍びない…という場合は、リサイクルに出しましょう。

参考 手放した洋服を買取サイトで見積してみた。

一度買取りサイトを利用してみると、自分が期待していたような金額では売れないことがわかります。

そう、何年も前に購入した洋服の現在の価値は、当時のその金額と同等ではないのです。

それがわかってしまえば使わないのに勿体無いからといって無意味に持ち続けることはなくなるはず。勿体無いのはそれを捨てることではなく、それを持ち続けるスペースとそのコストだと気付くためにも一度リサイクルに出してみることをおすすめします。

 

使わなくても、取っておきたいものは?

hat

じゃあ使わなくても取っておきたいと思うものはどうする?
もちろん、これからも大事にすればいいのです。

いつもコメントを下さる「魔法使いのシンプルライフ」のErisaさんからTOP画像の帽子についてご質問をいただいていました。

真夏の日射しによく映えるJACQUES LE CORREの帽子を購入したのは7年前。
よく立ち寄るセレクトショップで目に留まり、とにかくデザインが気に入って自分に似合うかどうかはさておき購入してしまいました。

オレンジ、ベージュ、赤をベースにゴールドの糸があしらわれたつばの広い帽子。
当時の私はバッチリメイクにロングヘアだったので、こんな派手な帽子をかぶると道行く人がどこのリゾートマダムですか?と思わず2度見してしまうような「やりすぎ感」に溢れていました。

結局そんなやりすぎな自分が恥ずかしくなって、1回しか使わずに大事にしまいこんで、持っていることすら忘れていました。

今回の引越しで久々に発掘されたこの帽子。
あー、そうそう、こんなの持ってたよなあ…と改めてかぶってみると、ショートヘア+ナチュラルメイク、オフホワイトのタンクトップにボーイフレンドデニムといったさりげないスタイルを好む今のほうが、全然似合うことに驚きました。

さらに、部屋のハンガーラックにひょいと引っ掛けてみれば、部屋がぱあっと明るくなるじゃありませんか。

高かったからと大事にクローゼットの奥底にしまっていたけれど、なんだ、もっと日常的に使えばいいんじゃないか。ファッションアイテムは大事にしまい込むんじゃなくて、デイリーに使ってこそ輝きが増すんだ。

そんな至極当たり前のことにようやく気が付きました。

 

 

手放すか、否か。全てはタイミング。

とはいえ、この帽子をかぶってお出かけする機会はまだ訪れてはいません。ほんの少しタイミングがずれていたら、きっととっくに手放していたとも思います。

まだうまく言語化できないのですが、モノ(特にファッションアイテムや洋服)を手放す時には「ああ、今だなあ」というタイミングを感じるのだと思うのです。

お片づけで有名なこんまりさんが提唱される「ときめき」という基準。「ときめき」なんてちょっぴりこっ恥ずかしい表現だけれど、「ときめく」という曖昧な感情を見事なまでに「捨て指針」に昇華させた彼女の功績はとても大きいのではないでしょうか。

 

それを見ていい気分になるか、楽しくなるか、というのはシンプルだけどとても大事なバロメーター。
JACQUES LE CORREの帽子に関しては、今こうして「カリッとした毎日」のアイコンとして毎日活躍してくれているのだから、手放さなくてよかったと思えますが、そんな風に感じる洋服やアイテムって実はそんなに多くない。

参考 洋服が少なくなると、コーディネイトはもっと真剣になる。

クローゼットを全て一軍選手で揃えることは、手持ちの洋服ときちんと向き合う行為に成り得ます。もっとおしゃれを楽しむためにも、上手に減らして満足のいくワードローブを構築したいものです。




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Comment

  1. エリサ より:

    ずっと気になっていた帽子にまつわるエピソード、まさにときめきながら拝見しました!

    発掘された帽子をかぶって鏡で見たときの、古い旧友に会ったはずなのに運命の人に出会ったような(?)気持ちが伝わってきました。

    素敵な出会いですね。

    • crispy-life より:

      Erisaさん

      こういうこともあるから、服を捨てるのを迷う方の気持ちすごくわかるんですよね~。
      いつか使えるかもしれないから手放すのは勿体無い、という思い、みんな持ってるのではないでしょうか。

      これから自分が出来ることは、「無駄な買い物はしない」ということだけです。

  2. イワタミチコ より:

    はじめまして

    じぶんの中で
    【ミニマリスト】でもなく
    【シンプリスト】でもなく
    【断捨離】でもなく

    【みなおしましょう じぶんの持ち物】
    ふわり感覚的にやってきまして
    上記3点の該当する方は
    どんなくらしをしているのか興味があり
    crispy-lifeさんのブログを発見しました

    年齢/性別から同じ世代なのかなあ?
    勝手に親近感(スミマセン!)

    あらゆるお言葉
    いろいろ後押ししてくれております

    ジャックルコーの帽子
    今でも捨てずにかぶられてますか?
    ぜひかぶってあげてくださいね
    (じぶんも愛用しております)

    • crispy-life より:

      イワタミチコさま

      コメントありがとうございます。

      はい、おっしゃるように持たない暮らし云々といってもその内容は人それぞれ、なのだと思います。特にルールもしきたりも正しい数値もないですものね。

      ジャックルコーは結構派手なのでなかなか普段使いにはなりませんが、今日も変わらず部屋を明るく彩ってくれています。こんなに素敵なのに長年大事にクローゼットにしまいこんでいただけなんて本当にもったいないことをしました…。そしてこれからの季節、夏場は活躍の場が増えそうです。

      今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

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