少ない服の着まわし、決定的に足りないアイテム。
久しぶりにクローゼットのある生活を満喫(大げさ)しております。
収納のない暮らしもそれはそれで得ることが多かったのですけども、不便っちゃあ不便ですからね。
さてそんな我がクローゼットに並ぶ冬のワードローブを眺めていると強く感じるのです。
少ない服を着回すのはいいけれど、絶対的に足りないものがあるでしょうよ、と。
冬の装い、必要なのはぬくもりである
ここしばらく自分の方向性が定まらなかったこともあり、あまり洋服を買い足していませんでした。
去年までお気に入りだった服がなんだかしっくりこない、だから今シーズンはクローゼット全とっかえだ!などという潔い行動は取らず(取れず)にじっくりと内省を繰り返しああでもないこうでもないと考え尽くしてなんとなく迷路を抜けた気がする今日この頃。私にとってはグズグズしたこの方法があっていたのだなと感じます。
で、改めて考えてみると、ですよ。この冬私に必要なのは暖かいアイテムなのではないか、と。
去年から薄々感づいてはいたのですが、やっぱり薄手のトップスとか七分袖が多すぎる。寒がりだ冷え性だと騒いでいる割に暖かい洋服が少なすぎる。
今年新たに投入すべきは長袖であり、温もりのあるアイテムだと判断しました。
先日銀座に出たついでにあちこちリサーチしていると街には私の欲望を完璧に満たすアイテムが山ほど売られているではないですか。いや、今年に限らず冬場はいつだってしっかり厚手のニットやら長袖のカットソーなどが容易に手に入るはず。なのになぜ私のクローゼットにはそれらのアイテムがないのだろうかと考えてみれば思い当たる節がありました。
少ない服の着まわし、決定的に足りないアイテム。
もう10年以上前の寒い冬のある日。いきつけのバーで飲んでいると友人が
「冬場は暖かいアウターが1着あればそれでいいよね、夏のコーデにそのまま羽織るだけでいいからやたらあれこれ着込まなくて済むし、室内はエアコンきいてるから薄着のほうが快適だし」
と語り始めました。おおお、確かにそうだわ。登山するわけじゃなし街中で過ごすならば室内は暖かいんだからもこもこ厚着するのは返って不都合。袖が苦手で冬でもノースリーブしか着ないと豪語するタレントさんもいたし、それもこれもまあ一理あるわな、と妙に納得してしまったのでした。
その時の会話が頭のどこかに残っていたのでしょうか。以後私のワードローブに暖かいアイテムが投入される機会はなかなかありませんでした。
この発言の主はその時確かにTシャツ1枚でご機嫌で飲んだ後モンクレール羽織って帰って行ってそりゃ合理的だわと思ったけど、その人そもそも男性だし私がモンクレールって柄でもないし参考にするポイントがちょっとズレてるのではなかろうか。それでも当時の私ならばファーものが好きだったのでノースリーブにファーのコート一枚羽織るなんてのもできてたけれど、今はファーコートも持ってないし何より寒さが怖い。
そう、とにかく寒いのはイヤなのです。しつこいですが。雪深い地域の方々に東京の寒さなんてたかが知れてるだろうと言われれば返す言葉もないのですが。ダメなのです。
着回すならば、手持ちの服ももちろん活かす
というわけで今年は久しぶりに厚手のニットなぞ投入しようかと考えている次第。ややオーバーサイズのざっくりしたニットをスキニーに合わせて足元はブーツなんてのがいいかなあ、などとイメトレに余念がありません。
あと長年寝かせておいて去年から活用を再開したブルゾンをメインで使うことも計画中。
このブルゾンを真冬のメインアウターに据えるべくインナーにダウンを入れてみようかと考えているのですが、ユニクロの例のあれ、暖かいのでしょうか。冬の旅に持参するにはコンパクトにまとまるダウンは便利そうですね。あとスエットパンツってのもちょっとチャレンジしてみたいのだけれど果たして。
何れにしてもこの冬のテーマは暖かさに決定。今あるお気に入りのさらなる活躍のためにも足りないアイテムを慎重に足していくとしましょうか。
関連記事
-
酷く暑い夏、何を着る?
さほど汗をかかない体質。だったのは、もう遠い昔のことのようです。 近頃は自宅から駅ま
-
モノを持たないミニマルな生活で「節約」できるのか。
タイトルの通りです。 持たない暮らしとお金の関係性について、 「ミニマリストは普
-
明洞の駅近便利ホステルが、驚きの価格で。
ソウルぶらぶら1人旅記録の続きです。 前回の記録で、旅費が高くついた理由の一つとして
-
優柔不断な女の片付け。
「crispyさんの顔を見るの、すごく久しぶりな気がします!」 今まで話したことのない運送会社
-
荷物の少ない旅、移動のお供に最適なツール。
移動中は睡眠時間に充てることも多いのですが、今回はいいタイミングで移動や乗り継ぎの暇つぶしに
-
なぜ捨てられないのか、わからない。
結構勢いよく捨てているように思われるかもしれませんが。 夏ものに着手する前から、何度も
-
いかにして働かずに暮らすか。
先日某誌の編集者から 「毎度読者の食いつきがいいのは老後不安煽り系のネタだ」 と
-
部屋を片付けるだけのぜいたくで孤独な休暇。
2019年は、ベトナムで寝台列車に揺られていた。ホーチミンからニャチャンまで、寝台列車で移動する。さ
-
せいだのたまじ、千切りキャベツ蒸し献立。
「せいだのたまじ」とは、山梨の郷土料理。小ぶりな芋を甘い味噌味に仕立てる素朴なおかずです。
-
40~60代、おとな女性の一人暮らし。
10/30に主婦の友社から「自分らしく、ひとりで暮らすということ」が発売になりました。
Comment
はじめまして。やまこと申します。
前から覗いてましたが、コメントは初めてです。
寒いのイヤです。暖情報はみんなで共有したいです。
ユニクロのダウンは言うほど暖かくないです、私には。
コートの中に着る用に、キッズ用を買いました。
値段も大人のと比べると安くなります。
確か150センチくらいまであります。
試着したら160センチ、標準体型の私でも、
コートの中専用なら大丈夫です。
でも、期待していたほどは暖まらず。
昔むかしに買ったサウナスーツの上下セット、
これが今までで一番です。
すごく薄手で軽いし、本当に暖たまります。
通気性ないので、汗ばみます。
絶対コート脱がない用事の時は、サウナスーツです。笑。
寒さ対策、また覗きにきます。
やまこさん
コメントありがとうございます。
ダウンいまいちでしたか…残念。私もやまこさんと似た背丈なのでキッズ用でも着れそうですが、うーん悩みますねえ。寒さ対策は厚手のものを羽織る以外にはおっしゃるように風をシャットアウトするのも効果的なのかもしれません。防寒に優れたアイテムっていろいろ出ているのですが、アウトドア系とかスポーツ系のものが多くてそちら側にまったく縁のない私はなかなか手が出せないんですよね…どうしたものか。
恐ろしい季節になりましたが、お互い越冬目指して頑張りましょう!
こんばんは。
ユニクロのダウン、愛用してます。
暖かいインナーダウンならモンベルのをオススメしますが、やっぱりそこそこなお値段なので、ユニクロのダウンはお値段とみあった暖かさなんだと思います(笑)
でも、ユニクロでも真冬に、薄手のコートの中に着てるとやっぱ暖かいし、軽いので重宝しますね。
収納用に袋が付いてるので、海外行く時に使いやすいです。
ぽんかんさん
アドバイスありがとうございます!優柔不断なものでまだ決まっておりません。
なるほど、確かに本気で暖をとるならばアウトドアブランドになるかもしれませんね。モンベルかあ、私には気合入りすぎのような(汗)。そう考えるとユニクロはタウンウェアとしては優秀なのでしょうね、なんか納得です。