今日捨てたもの 11/7 かわいらしいものが苦手。
キャラクターものやふんわりしたもの、ファンシーなもの、女の子らしいもの、ピンクのものなど「かわいらしいもの」全般が苦手です。
それらのものを人が持っていたり着ていたりすることに否定的な気持ちは微塵もないのですが、自分が、となると話は別。いつからそうなったのかは記憶にありませんが、多分自分の意思でモノを選べるようになった時からこの傾向はあったような気がします。
今日捨てたもの
- オフホワイトのニット
ざっくりとした網目のニット。
自然な風合いが気に入って10年程前に購入したのですが、着る度になんだかピンとこないなあと感じ、ここ数年は全く活用していませんでした。
見ている分には好きだと思えるのだけど、着てみるといまいち。ボリュームがある素材なので私の寸胴が強調されるからかしら?それともコーディネイトの問題?なんて思っていましたが、先日久しぶりに着用してみてようやく気がつきました。
これ、私にはかわいらしすぎるんだ。
なぜ今までそんな基本的なことに気づかずにいたのかが不思議ですが、ざっくりした風合いに木の釦、短め丈のフェミニンなニット。
ガラじゃない、似合わない。ただそれだけのことでした。
この糸の色が好きでずっと持ち続けてしまったのかもしれませんが、とにかく厚みがあってかさばるので、活躍頻度は低いのにクローゼットの幅を取る代物でした。今の部屋は寒いので、マットやクッション代わりに使えないかしら?とあれこれ試して検討してみたものの、なんと見かけのわりに全く暖かくないことが判明。
今まで私の目を楽しませてくれたし、いろんなコーディネイトでどうにか使えるように試してみるというチャレンジも与えてくれたし、もうそろそろ使命は全うしたかも。
そう思えたので、本日でさよならすることになりました。
参考 手放したアイテムの行方
この服、買ってすぐ以外はあまり活用できなかったからか、買った当時、10年程前に着ていた頃のことをすごく思い出します。これを着て出かけた店とか、食べた料理とか、一緒にいた友達とか、未だに思い出せるもの。ちなみにこのニットによく合わせていたブーツは今も現役です。
音楽はその曲をよく聞いていた当時の記憶を呼び起こすというけれど、服だって同じかもしれないなあ。
ところで本日、大内順子さんが亡くなったというニュースが流れてきました。
参考 大内順子さんが死去 ファッションジャーナリストの草分け(ハフィントンポスト)
なんとなく年齢不詳というか、独自の時間軸を生きておられるようなイメージがあったので気づかなかったのですが、もう80歳だったのですね。
大内さんは元祖ファッションエディター的な存在。面識はありませんが、彼女の活躍がなければ、私のキャリアの一部となった仕事も日本に存在していなかったように勝手ながら思っています。
もう少し早く生まれてくればよかったとか思ったって、タイムマシンはないから。今できることは、何だろう。今足りてないものは、何だろう。自分がすごく興味があって、熱中できることをやっても、始めから成功なんてしない。でも、何か道が開ける可能性はあるんじゃないかなと思うのよ。― 2012年の大内順子氏インタビューより(THE FASHION POST )
ご冥福をお祈りいたします。
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