渋谷・鳥竹総本店で昼飲みを楽しむ。
公開日:
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最終更新日:2015/10/17
食べること
土曜日の渋谷は久しぶり。
というか、人混みが苦手な私は「渋谷」「土曜」それぞれ単独でもそこそこの苦手分野。
よってこれら2つを掛け合わせるなんて、なかなかハードルが高い行為なのです。
それでもいそいそと出かけて行ったのは昼酒のため。
人間、本当にやりたいことのためにはやりたくないことをやることも厭わない、という好例ですね。
鳥竹総本店で昼酒を楽しむ
覚悟して出かけた割には少し駅前を離れると人通りは少なめ。あれ、土曜の渋谷ってこんな感じだったっけ?
さて、本日の会合場所は渋谷マークシティ裏の焼き鳥店「鳥竹」。
渋谷にはてんで疎いので探索することもあまりないのですが、この辺りって結構昼酒スポットが多いのですね。焼き鳥の店が点在しているからか、煙の誘惑が凄い。週末の昼下がり、あちこちの店で宴が繰り広げられていました。
鳥竹も平日はランチメニューを出しているそうですが、週末は14:00オープンの完全昼酒仕様。日曜祝日も営業しているのがありがたいではありませんか。店前で開店時間を待っている人もいましたよ。
大衆酒場好きとしてはこういう壁に貼られた品書きにグッと来るのです。
明るいうちに呑むのってなんでこんなに楽しいんでしょうね。
奴、焼き鳥、ピーマン肉詰め、ささみぬた和えなど。
ここは1品、1串のボリュームがかなり多めなので、1人よりも複数人数で行くほうが楽しめそう。1人だったら串2〜3本で満腹になりそうな勢い。そして生ビールのサイズもデカイ。
結構大箱なので大人数じゃなければ待たずに入れる安心感があるのもいい。気軽な昼酒ってのはしっかり予約するでもなく、話題の店にわざわざ長時間並ぶでもなく、ふらっと行ってふらっと呑む、が正解だもの。凄く安いとか特別変わったメニューがあるというわけじゃないけれど、昼下がりの渋谷でゆっくり呑むにはとても都合のよいお店です。
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鳥竹総本店
東京都渋谷区道玄坂1-6-1
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世知辛いけどいい時代
生ビールを呑みながら
「最近あんまり呑みに出てないんだよね」
とこぼす友人。
聞けば会社の同僚はまだ小さいお子さんのいる方が多く、若い後輩たちは酒を呑まないそうで、仕事帰りに軽く一杯行こうか、のノリがめっきり減ったのだとか。子育て中のママさんは突然誘えないにしても、呑まない人とは食事くらい一緒に行けるのでは?と思ってしまうのだけど、そこは昔とは勝手が違うようでなかなか気軽に誘えないと言います。
残業後に上司や先輩に付き合わされて云々、なんてのは、もう昔の悪しき習慣として葬り去られているのでしょうね。いや、友人は全く酒癖は悪くありませんが、上司の誘いは断りにくい、なんていう感覚も最近はさほどないらしい。
上司や先輩に遊び方や街のお作法を教わった経験のある昔の人間としてはなんだか寂しいような気もするけれど、それとこれとは別問題。社内での発言力が弱い若い人でもプライベートを大切にしたいとはっきり主張できる今の世の中は案外まともなのかもしれません。そういう意味ではいい時代になった、と言えるのかな。
などと話していると店内はほぼ満席状態に。そして場所柄なのか、若い人が多い!
「いるところにはいるんだねえ、酒好きの若者が」
老舗の酒場でお行儀よく昼酒を楽しむ若者たちの姿に、なんとなく嬉しくなった私たちなのでした。
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