手羽元と大根のバター煮、柿と三つ葉の白和え献立。
バター煮、なんという魅惑的な響きなのでしょう。
と言いつつ煮ていないのですが。
幼少の頃の愛読書「暮しの手帖」内のレシピ表記はバターではなくてバタとなっていておいおいバターよりバタのほうがなんだか濃厚そうでそそるじゃないかなどと感じた記憶があります。
最近ではめっきり登場頻度が減ったバターですが、寒い日にはこんなこってり煮物で熱燗をやるのもよし。
手羽元と大根のバター煮、柿と三つ葉の白和えで晩酌
- すだち大根
- 大根葉としょうがの味噌汁
- 柿と三つ葉の白和え
- 手羽元と大根のバター煮
すだち大根
ぬか漬け冬眠中につき冬の漬物を。薄切りにして塩もみした大根を昆布、唐辛子、すだち、すだちの絞り汁で漬け込んだもの。柑橘系と合わせる大根の漬物は拍子木切りにして柚子大根、のパターンが多いのだけれどすだちが余っていたので流用しました。
大根葉としょうがの味噌汁
少量の油で千切りのしょうがとざく切りにした大根葉を炒め、出汁を注いでさっと煮て味噌汁に。汁、というよりほぼ大根葉の煮物といった具の多さです。
柿と三つ葉の白和え
水切りした木綿豆腐はざっと崩して塩とすりゴマを合わせます。一口大に切った柿、出汁醤油に漬けておいた三つ葉を豆腐で和えれば完成。甘い柿を使うので和えごろもに砂糖はなし、の簡単白和えです。
手羽元と大根のバター煮
鍋に水、みりん、醤油を煮立て乱切りにして下茹でしておいた大根と鶏手羽元を入れて柔らかくなるまで煮込みます。煮汁が煮詰まって材料に味が染みたら最後にバターをひとかけら加えてさっと煮てツヤを出したら完成。仕上げに千切りの大葉とたっぷりの黒胡椒を振ります。
バター煮、といっても最後にちょこっと入れて風味を出す程度。フレンチのソース的な感じですね。やや甘めの味付けに黒胡椒がピリッと効いていい感じ。ワインでも合いそうだけど、やっぱりここは熱燗かなあ。
こっくり煮込みに合わせたのは柿。果物を料理に使うのは苦手なのにこの時期になると柿の白和えが食べたくなるのはなぜでしょうか。
柿って単体では全く魅了を感じない果物なのに白和えにしたら妙にいい感じになるのがなんかずるい。そしてしっかり酒が進むのもまたずるい。
これってハムカツ単体には全然魅力がないけどそこに冷たいビールを添えると両者ともに俄然輝き出すいわゆるハムカツ理論と似たケースですかね、違いますかね。
関連記事
-
家呑み献立 9/6 塩豚とレンコンのソテー、小松菜オイル蒸しなど。
今日は帰りが遅くなってしまったことと、コピーサイトの件以外にもいくつか残念な出来事があり、楽
-
鹿児島の酒 薩州 正宗 純米吟醸で晩酌 ぶりの粕汁、焼きさつま揚げ献立。
本体は現在常夏の島にて軟禁状態にありますが、まだUPしていなかった晩酌記録をこの辺りで投下し
-
きくらげと卵のしょうゆ炒め、うるいとツナの和えもの献立。
ここ数年できくらげと親密になりました。 昔は殆ど使ったことがなかったきくらげ、乾物で賞
-
ビールもワインも参戦のサンデーブランチ。
お勤め人でもない癖に、日曜日はついつい自分を甘やかしてしまう私。 昼から美味しいお酒を呑む
-
里芋のねぎ塩炒め、かぶのサラダゆず風味献立
手軽に使える食材であるいも類でありながら、下ごしらえがなかなか面倒な里芋。こういうぬめりの
-
パリっと焼いた鮭皮、栄養素とカロリーは?
一人暮らしだと、家で魚を食べる機会が少なくなる気がします。 コスパ的にも、調理の手間的にも
-
アッシパルマンティエの献立。
TGIF! 金曜日の夜はこれを作るぞ!と今週頭から決めていました。 なぜなら、ワインを箱買いし
-
とうもろこしごはん、コールスロー献立。
週のはじめは休肝日、ノンアルコール献立...は、もうすっかり定着しているのですが、今週に限っ
-
砂肝とわけぎの炒めもの、三つ葉ときのこのおひたし献立。
砂肝って、冷凍できるんですね。 まあ、普通に考えたら肉だし、鶏だし、冷凍できるのも当然といえば
-
鯖納豆、にんじんの卵炒め献立。
使い勝手の良い食材ばかりが手元にあると、どう使ってもそれなりの献立が構築できるので、それはそ
- PREV
- 食べることが楽しみ、は虚しいか。
- NEXT
- 捨てなくてよかった昔の記録。