豚肉のしょうが焼き、れんこんの梅和え献立。
つまみ至上主義の我が食卓においては珍しく、非常に家庭料理的な豚肉の生姜焼きなど。
いやー、久しぶりに作った、そして食べたような気がする。
こういうのって定食屋さんとかお弁当屋さんなんかでは定番の料理なんだろうけどもいずれもあまり縁がないもので、自分で作らないとなると全く食べる事がないのです。
そして当然生姜焼きでも酒を飲みます。
豚肉のしょうが焼き、れんこんの梅和え献立
- トマトとわかめのスープ
- おつまみ奴
- れんこんの梅和え
- 豚肉の生姜焼き
トマトとわかめのスープ
鶏がらスープにトマトとわかめを入れただけの簡単スープ。
おつまみ奴
もめん豆腐に刻んだぬか漬けと千切りの大葉、鰹節、いりごまをのせごま油を回しかけた日本酒にぴったりの冷奴。今回のぬか漬けは茄子だけだったのでちょっと歯応えが寂しかった。茄子だけじゃなくて大根とかオクラあたりも混ぜたほうが美味しいです。
れんこんの梅和え
輪切りにしてさっと茹でたれんこんを酢で伸ばした梅肉で和えたもの。
豚肉の生姜焼き
豚ロース肉に片栗粉をまぶしてフライパンで焼きます。両面焼けたらみりん、酒、醤油、おろし生姜を混ぜ合わせたタレを投入。強火でざっと肉にタレを煮からめたら完成。付け合せは水菜で。
そしてデザートは巨峰。今季初巨峰。
今回は簡単にさっと作れる肉だけバージョンの生姜焼きにつまみ小鉢を合わせて日本酒を。生姜焼きなんていう生粋の家庭料理にはそれこそ何百何千通りというレシピがあるのでしょうね。
私自身、豚の生姜焼きにさほど思い入れはないのですが、はて、この料理の出処はどこだろう、そしていつからすっかり市民権を得たのかしら?と気になって調べてみると。
東京・銀座の居酒屋「銭形」が昭和20年代に、出前注文の多さから素早く大量に作れる肉料理として開発したという。(wikipedia)
なんと、そもそもは居酒屋料理でしたか。じゃあ私のやり方は案外クラシックであると言えますね。でも、出前の多い居酒屋ってどういうのだろうか、現在と70年前とでは居酒屋の在り方もすっかり変わったのでしょうが。そして気になったのが以下の記述。
昭和時代は関東地域のローカルフードであったが、全国チェーンのレストランや弁当屋などの広がりに伴い、現在は全国的に普及している。
!
昭和時代、とざっくりまとめられるともちろん私も昭和の人間。でも、子供時代にはすでに生姜焼きを知っていたような…いやでもそんなに記憶に残っていないということはやっぱり今ほど全国的にメジャーな料理じゃなかったのかしら?
そもそも関東地方が圧倒的豚社会であると見せつけられるケースは多い。今でこそ関西でも美味しいお蕎麦が食べらるし、東京でも出汁のきいた淡い色のうどん出汁が珍しくなく東と西の違いは徐々に薄れてきつつあるけれど、なんで焼き鳥って書いてるのに具は豚?とか、カレーとか肉じゃがは牛でしょう、とか、肉そばに豚入ってるよ!なんていう驚きはまだまだあるものね。
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By: Rosmarie Voegtli[/caption] 先日コメントでご質問をいただい
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Comment
crispy様
いつも興味深い記事をありがとうございます。
生まれ育ち東京ですが、確かに小学生の頃生姜焼きを
食べた記憶は無いですね…
とは言え、食卓チームの采配は母上監督でしたから、
生姜焼きの関東普及率云々は何とも言えませんw
だいたい生姜焼きも味噌汁も漬物も、美味いと感じたのは
大人になってからですし、そう考えたら出す気が無かったのかも笑。カレー、シチューの方が子供は喜びますからね。
関西出身の方が関東の食べ物を驚かれるように
私も肉吸いや、紅生姜の天ぷらには驚きました笑。
何処でも何でも食べられる世の中ですが、
それは果たして、良いのか悪いのか…?
ちゅーなーさん
おっしゃるように、子どもが家で食べるものは全て親の采配に左右されるので時代は同じでも地域や家庭によって違いが出るのは当然のことでしょうね。
生姜焼き他家庭料理的なものが一般的になったのって、コンビニとか弁当屋とか定食屋なんていう業態の店舗が珍しくなくなってからのことなのかもしれません。昭和初期は家庭料理をわざわざ買ったり外で食べたりすることが少なかったでしょうから。
肉吸いは実は一般的な関西料理ではないのですが、紅生姜のてんぷらは確かにスーパーの惣菜コーナーにも並んでますねえ。私も好きです。なんてことがあるから、地方や海外に行って普通の市場やスーパーをチェックするのが楽しいんですよね。どこでもなんでも手に入るのは便利な反面ちょっと寂しい気もします。