砂糖なし肉じゃが、ほうれん草とトマトのからし和えで晩酌。
ガーッと煮てカジュアルに煮崩れた甘い肉じゃがは大好きです。
が、その昔とある和食の店で食べたビシっと角の立った美しくそしてしっかり味の染みたそれに感激し、以後はあの状態を理想形とするようになりました。
といっても、肉じゃがは我が家では頻繁に作らないおかずなのでそう何度もチャレンジしたわけではなく、さらには粗忽者ゆえにうっかりグラグラ煮立ててしまい結局哀れな状態に、なんてことも幾度か。
理想の肉じゃがに出会ってから早数年。今回ようやく近づけた気がします。
肉じゃが、ほうれん草とトマトのからし和えで家飲み
- もやしスープ
- おつまみ奴
- ほうれん草とトマトのからし和え
- 肉じゃが
もやしスープ
鍋に塩漬けにしておいたせせりと昆布、酒、水を入れ弱火で煮ます。スープが出たらもやしを加えてポン酢をたらし、器に盛ってから黒七味を振って完成。鍋物の途中にポン酢を出汁で割って飲むあの感じです。
おつまみ奴
刻んだぬか漬け、しらす、大葉の千切り、いりごまをあわせたものをのせた冷奴。ごま油で風味付けします。
ほうれん草とトマトのからし和え
出汁、しょうゆ、からしを混ぜ合わせたもので茹でたほうれん草と角切りにしたトマトを和えたもの。
肉じゃが
鍋に油を引いて牛肉を炒め、玉ねぎ、じゃがいもを加えてさらに炒め合わせます。油が回ったら水をひたひたに注ぎ弱火で沸騰させないように煮てアクを取り、みりんとしょうゆを加え蓋をしてさらに煮ます。最後に照り出し用のみりんを入れて蓋を取ってやや強火にして煮たら完成。一旦冷ましてからのほうが味が染みて美味しくなります。
玉ねぎがしっかり甘いし、ややあっさり目にしたくて砂糖を抜きました。しっかりした甘みとコクが欲しい場合はもちろん砂糖を入れても問題なし。今回はうっかり序盤に煮立たせることなく煮崩れなし、でもちゃんと味が染みた肉じゃがに仕上がりました。
が、献立としては失敗ですな。
肉じゃがは一旦冷ましたほうが美味しいので先に作っておいてシャワーを浴びてから食事、にしたんですが、風呂上りとなるとビールが呑みたくなるのが人情というもの。しかし今日のメニューはビールには全然合わないのであった。
しかもそれぞれの料理は問題ないんだけど献立としては単調過ぎたと食べ始めてから気づく。消費期限問題があると言っても肉じゃがにせせりで肉肉しいし、1品は歯応えのあるものとか焼いたものを入れるべきだったなあなどと振り返りつつ、急いでビールを飲み干して日本酒に切り替えたのでした。
せっかく肉じゃががうまくいったのになんという詰めの甘さ。次回は是非完璧な肉じゃが献立を構築したいものです。
関連記事
-
キャベツと卵の炒めもの、えのきのたらこ和え献立。
続・魚卵。 休肝日ごはん たらこ豆腐丼、えのきとキャベツの味噌汁献立。 ごはんの
-
千葉の酒 五人娘 純米で晩酌 うるいのおひたし、生わかめ炒め。
なんだか肉っけが続いていた先週。 休肝日明けの献立はちょっと軽めに組んでみました。注文
-
塩漬け手羽焼き、水出し煮干し出汁のわかめ煮で晩酌。
とても好きな和食の店があるのですが、住まいから遠いので近頃はなかなか行けていません。
-
福島の酒 末廣 山廃純米 ひやおろしで家飲み 白菜と豚肉の重ね蒸し、さつまいものにんにくソテー。
せっかく毎晩呑んでるんだから、いろんな地方のお酒を試してみましょう。 そんな風に思いつ
-
にらとえのきの卵とじ、きんぴらごぼう献立。
薄い薄いささがきごぼうって、旨いなあと思います。 ごぼうのしぐれ煮、水菜の煮びたし献立
-
生白菜サラダ、トマトと卵の炒めもの献立。
トマトは年がら年中出回っているけれど、どうしても夏のイメージが強い野菜。よって、冬場に手を
-
セロリと豆腐の炒めもの、きのこと三つ葉のおひたし献立。
イメージとしては、塩味の麻婆豆腐。 ひき肉と豆腐を辛く味付けした、というだけで麻婆さ
-
ぶりとわかめのしょうが蒸し、新玉ねぎの海苔サラダ献立。
わかめをもモサモサ頬張りたくて、わかめの相方を探す旅に出る。 魚とわかめを蒸す。いい。
-
晩酌献立 9/15 塩豚と大根のしょうが蒸し、水菜とエリンギの塩ポン酢和え。
驚きの品薄。 そして、野菜がちょっと怯むくらいに高い。 台風の影響もあるのでしょ
-
キャベツの塩昆布炒め、豚肉と菜の花の胡麻マヨネーズで家飲み。
キャベツがあるならいつもの塩昆布和えが食べたいなと思うも、寒い。 菜の花の出現にもう
- PREV
- 手湿疹を治したい。
- NEXT
- 忘れることのありがたさ。